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J-GLOBAL ID：201702244698045872   整理番号：17A1224737

入善漁港沖の海底谷への土砂流出実態とBGモデルによる流出防止策の検討

SAND DISCHARGE INTO SUBMARINE CANYON OFFSHORE OF NYUZEN FISHING PORT AND STUDY ON MEASURES USING BG MODEL

著者 (6件)： 宇多高明 ((一財)土木研究センターなぎさ総合研究所, 日本大学理工学部海洋建築工学科) ,  山田義仁 (前 国土交通省北陸地方整備局黒部河川事務所調査課) ,  村井寛昌 (前 国土交通省北陸地方整備局黒部河川事務所調査課) ,  大谷靖郎 ((一財)土木研究センター河川・海岸研究部) ,  五十嵐竜行 ((一財)土木研究センター河川・海岸研究部) ,  大木康弘 ((一財)土木研究センター河川・海岸研究部)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 73  号： 2  ページ： I_612-I_617(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 下新川海岸の入善町吉原から入善漁港に至る約5km区間では,東部から入善漁港へと陸棚の幅が狭まり,海岸線近傍まで深く切れ込んだ海底谷が発達している.とくに黒部川河口の東隣に位置する入善漁港付近では,深い海底谷が海岸線ごく近傍にまで迫る.一方,当海岸では西向き沿岸漂砂が卓越しているために,汀線に沿って移動する土砂が海底谷を経て深海へと落ち込む可能性が高く,このことが養浜による砂浜復元の阻害要因となっている.ここではこのような海底谷への土砂損失の機構について,1965年以降の深浅データを基に等深線距離の長期的変化より詳しく調べた.その上でBGモデルにより西端部に位置する急深な海底谷への土砂落ち込み機構について考察し,落ち込み防止策を提示した.(著者抄録)

シソーラス用語： 海岸 ,  富山県 ,  *漁港 ,  *海底谷 ,  漂砂 ,  養浜 ,  海浜 ,  回復 ,  *土砂流出 ,  *計算モデル ,  *予測モデル ,  *対策 ,  *防止 ,  *流出
準シソーラス用語： *BGモデル ,  沿岸漂砂 ,  下新川海岸 ,  砂浜 ,  砂浜復元 ,  深浅測量データ ,  *入善漁港 ,  入善町 ,  流出防止策

著者キーワード (5件)： Shimoni-ikawa coast ,  submarine canyon ,  beach changes ,  BG model ,  shore protection measures

分類 (2件)： 海岸工学  (RC13000X) ,  沿岸海洋物理学  (DC06060N)

引用文献 (7件)：

• 1) 芹沢真澄,宇多高明,三波俊郎,古池鋼:Bagnold概念に基づく海浜変形モデル, 土木学会論文集B, Vol. 62, No. 4, pp. 330-347, 2006.
• 2) 武内達夫,宇多高明,中島秀樹,青山春男:駿河海岸における海浜地形変化の解析,第31回海岸工学講演会論文集,pp. 360-364,1984.
• 3) 芹沢真澄,宇多高明,三波俊郎,古池鋼:Bagnold概念に基づく海浜変形モデル, 土木学会論文集 B, Vol. 62, No. 4, pp. 330-347, 2006.
• 4) 間瀬肇,高山知司,国富将嗣,三島豊秋:波の回折を考慮した多方向不規則波の変形計算モデルに関する研究, 土木学会論文集, 628/II48,pp. 177-187, 1999.
• 5) 合田良實:港湾構造物の耐破設計: 鹿島出版会,p. 303, 1990.

タイトルに関連する用語 (6件)： 漁港 ,  海底谷 ,  土砂流出 ,  BGモデル ,  流出 ,  防止策