文献

J-GLOBAL ID：201702244819575391   整理番号：17A1826927

単細胞緑藻類Chlamydomonas reinhardtiiにおけるカンプトテシンとマストパランの細胞毒性効果【Powered by NICT】

The Cytotoxic Effects of Camptothecin and Mastoparan on the Unicellular Green Alga Chlamydomonas reinhardtii

著者 (3件)： Voigt Juergen (Institute of Microbiology, Friedrich-Schiller-University, Jena, D-07743, Germany) ,  Morawski Markus (Paul-Flechsig-Institute for Brain Research, University of Leipzig, Leipzig, D-04103, Germany) ,  Wostemeyer Johannes (Institute of Microbiology, Friedrich-Schiller-University, Jena, D-07743, Germany)
資料名： Journal of Eukaryotic Microbiology  (Journal of Eukaryotic Microbiology)
巻： 64  号： 6  ページ： 806-819  発行年： 2017年 
JST資料番号： W2087A  ISSN： 1066-5234  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 著者らは最近,プロテアソームの活性に影響するプロテアーゼ阻害剤はいくつかの哺乳類細胞株で示されたようにアポトーシスを誘導することの代わりにChlamydomonas reinhardtiiにおける壊死性細胞死を引き起こすことを報告した。それ故,著者らはC.reinhardtii細胞に及ぼすそれらの影響のための哺乳類細胞におけるアポトーシスの他のよく知られた誘導因子を研究した。マストパランは,成長条件と無関係に顕著な誘導期なしに急速な細胞死を引き起こしたが,トポイソメラーゼI阻害剤カンプトテシンの細胞毒性効果は,細胞分裂相中に発生した。本質的にカンプトテシンとマストパランの用量反応と時間経過に関して観察された壁欠乏性と野生型細胞の間に差はなかった。壁欠乏性系統の培養では,細胞死は細胞の膨張とそれに続く破壊,壊死のマーカー確立を伴っていた。野生型株の場合,カンプトテシンとマストパランは壁の存在による細胞破片の代わりに明らかに無傷であったが,死細胞の蓄積を引き起こした。壁欠乏性と野生型株の培養の両方において,細胞死は培地壊死のような溶解過程を示す中の蛋白質濃度の増加を伴った。まとめると,著者らはC.reinhardtiiの場合アポトーシスプログラムの存在に関する大きな疑問た。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 細胞死 ,  *緑藻類 ,  プロテアソーム ,  *マストパラン ,  野生型 ,  壊死 ,  アポトーシス ,  *Chlamydomonas reinhardtii ,  プロテイナーゼ阻害剤 ,  細胞分裂 ,  *細胞毒性 ,  ラクタム ,  ラクトン ,  ヒドロキシ化合物 ,  芳香族縮合化合物
準シソーラス用語： 壊死性細胞死 ,  哺乳類細胞 ,  *単一細胞 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (3件)： 細胞死 ,  エトポシド ,  necrosis

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  植物生理学一般  (EH02010Y)

物質索引 (1件)： カンプトテシン

タイトルに関連する用語 (6件)： 単細胞 ,  緑藻類 ,  Chlamydomonas ,  カンプトテシン ,  マストパラン ,  細胞毒性効果