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J-GLOBAL ID：201702245089337628   整理番号：17A1638271

癌における線維芽細胞成長因子(FGF):新たな治療アプローチとしてのFGFトラップ【Powered by NICT】

Fibroblast growth factors (FGFs) in cancer: FGF traps as a new therapeutic approach

著者 (5件)： Presta Marco (Department of Molecular and Translational Medicine, University of Brescia, 25123 Brescia, Italy) ,  Chiodelli Paola (Department of Molecular and Translational Medicine, University of Brescia, 25123 Brescia, Italy) ,  Giacomini Arianna (Department of Molecular and Translational Medicine, University of Brescia, 25123 Brescia, Italy) ,  Rusnati Marco (Department of Molecular and Translational Medicine, University of Brescia, 25123 Brescia, Italy) ,  Ronca Roberto (Department of Molecular and Translational Medicine, University of Brescia, 25123 Brescia, Italy)
資料名： Pharmacology & Therapeutics  (Pharmacology & Therapeutics)
巻： 179  ページ： 171-187  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0031D  ISSN： 0163-7258  CODEN： PHTHDT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 元来血管新生因子として特性化され,線維芽細胞成長因子(FGFs)は腫瘍および間質細胞に対するオートクリンおよびパラクリン機能を発揮する多面的因子である。,血管新生,炎症,腫瘍増殖,及び薬剤耐性間の複雑なクロストークにおいて重要な役割を示し,全ての腫瘍進行に寄与する可能性がある。FGFの多様な活性が与えられたとき,FGF/FGFRシステムの阻害剤はFGF/FGFR駆動腫瘍の成長に強い影響を及ぼすことができる標的薬「二区画」として作用する可能性がある。今日まで,FGF/FGFR系を標的とする薬剤の発見は,選択的及び非選択的チロシンキナーゼFGFR阻害剤の開発に主に焦点を当てた。最近,異なる手法が出現,FGFに結合し,隔離することができた細胞外「FGFリガンドトラップ」の開発を目的とし,同族シグナル伝達受容体との相互作用を防止した。アプローチは天然FGFリガンド次いで顕著なFGF結合/中和能を持つ小分子模倣体の開発の同定に基づいている。本レビューの目的は,癌におけるFGF/FGFRシステムの役割とFGFリガンドトラップの同定と特性化につながっている,FGFインタラクトームの研究に基づいて,プロセスの包括的解析の概観を提供することである。このアプローチはFGF駆動腫瘍の治療のための潜在的な意味を持つ有望なFGF標的分子の開発を可能にした。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 血管新生 ,  オートクリン ,  キャラクタリゼーション ,  FGF受容体 ,  *治療法 ,  腫瘍 ,  炎症 ,  パラクリン ,  *FGF【成長因子】 ,  間質細胞 ,  チロシンキナーゼ ,  薬物耐性
準シソーラス用語： リガンド ,  阻害剤 ,  腫瘍進行 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： FGF ,  FGFR ,  Stroma ,  癌 ,  腫瘍微小環境 ,  癌治療

分類 (2件)： 呼吸・呼吸器作用薬の基礎研究  (GW08010J) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (4件)： 癌 ,  線維芽細胞成長因子 ,  FGF ,  治療