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J-GLOBAL ID：201702245172642863   整理番号：17A0270321

合成反応における触媒としてのリパーゼおよびグリコシドヒドロラーゼの比較

Comparison of lipases and glycoside hydrolases as catalysts in synthesis reactions

著者 (1件)： ADLERCREUTZ Patrick (Lund Univ., Lund, SWE)
資料名： Applied Microbiology and Biotechnology  (Applied Microbiology and Biotechnology)
巻： 101  号： 2  ページ： 513-519  発行年： 2017年01月 
JST資料番号： H0764A  ISSN： 0175-7598  CODEN： EJABDD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リパーゼおよびグリコシドヒドロラーゼの触媒としての類似点および相違点について概説した。リパーゼおよびグリコシドヒドロラーゼは,いずれもアシル-酵素中間体およびグリコシル-酵素中間体を形成し,その後,水あるいは他の求核剤と反応してエステル転移反応を起こすという,類似の反応機構を持つ。これら2つの酵素は類似の反応機構を持つが,その水分活性依存性は大きく異なり,グリコシドヒドロラーゼは低水分活性では活性を示さない。また,大半のリパーゼが高アルコール濃度で活性を強く阻害されるのに対して,グリコシドヒドロラーゼはより強い活性を示すようになるという相違も存在する。さらに,これら2つの酵素は求核剤選択性も異なる。グリコシドヒドロラーゼと高い相同性を示す酵素としてグルカンスクラーゼやグリコシドヒドロラーゼファミリー13が報告されているが,これら酵素はグリコシドヒドロラーゼ活性ではなくトランスグリコシラーゼ活性を示す。これらの知見は適切な合成系の設計に役立つ。

シソーラス用語： *リパーゼ ,  *グリコシド結合ヒドロラーゼ ,  酵素的合成 ,  エステル交換 ,  酵素反応機構 ,  酵素反応 ,  転移反応
準シソーラス用語： トランスグリコシル化

分類 (1件)： 酵素の応用関連  (EB09100B)

タイトルに関連する用語 (4件)： 合成反応 ,  触媒 ,  リパーゼ ,  グリコシドヒドロラーゼ