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J-GLOBAL ID：201702245226215614   整理番号：17A0879128

ヘマグルチニン受容体結合部位を標的とする三量体インフルエンザ中和タンパク質の計算設計

Computational design of trimeric influenza-neutralizing proteins targeting the hemagglutinin receptor binding site

著者 (21件)： STRAUCH Eva-Maria (Univ. Washington, Washington, USA) ,  LA David (Univ. Washington, Washington, USA) ,  NELSON Jorgen W (Univ. Washington, Washington, USA) ,  SHEFFLER William (Univ. Washington, Washington, USA) ,  BAKER David (Univ. Washington, Washington, USA) ,  RAVICHANDRAN Rashmi (Univ. Washington, Washington, USA) ,  BERNARD Steffen M (Scripps Res. Inst., California, USA) ,  LEE Peter S (Scripps Res. Inst., California, USA) ,  NIEUSMA Travis (Scripps Res. Inst., California, USA) ,  WARD Andrew B (Scripps Res. Inst., California, USA) ,  WILSON Ian A (Scripps Res. Inst., California, USA) ,  BOHN Alan J (Univ. Washington, Washington, USA) ,  FULLER Deborah H (Univ. Washington, Washington, USA) ,  ANDERSON Caitlin E (Univ. Washington, Washington, USA) ,  HOLSTEIN Carly A (Univ. Washington, Washington, USA) ,  YAGER Paul (Univ. Washington, Washington, USA) ,  GARCIA Natalie K (Univ. Washington, Washington, USA) ,  LEE Kelly K (Univ. Washington, Washington, USA) ,  HOOPER Kathryn A (Fred Hutchinson Cancer Res. Center, Washington, USA) ,  BLOOM Jesse D (Fred Hutchinson Cancer Res. Center, Washington, USA) ,  FULLER Deborah H (Univ. Washington, Washington, USA)
資料名： Nature Biotechnology  (Nature Biotechnology)
巻： 35  号： 7  ページ： 667-671  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： H0870A  ISSN： 1087-0156  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ウイルス表面糖タンパク質および細胞表面受容体の多くはホモオリゴマーであるため,全サブユニットを同時に結合させて高い結合活性を得たりサブユニットを互いに固定したりした,幾何学的に重なるホモオリゴマーの標的とすることができる可能性がある。適応免疫系は通常この戦略を利用することができないが,これは,個々の抗体結合部位が幾何学的に適切な配置となっておらず,単一の標的ホモオリゴマーの複数の部位に同時に結合することができないためである。本論文では,ホモオリゴマーの標的部位と正確に重なる結合機能性を有するホモオリゴマータンパク質集合体をコンピューターで設計するための一般的な戦略を紹介する。第1段階では,標的の単一部位に結合する小型のタンパク質を設計する。第2段階では,設計した結合部位が標的部位と重なるように,設計したタンパク質を組み立ててホモオリゴマーを作製する。この方法を用い,A型インフルエンザヘマグルチニン(HA)の保存された受容体結合部位と結合する三量体の高結合活性タンパク質を設計した。設計した三量体は,紙を用いる診断方式でHAを捕捉・検知し,培養細胞でインフルエンザを中和し,インフルエンザ接種の24時間前または24時間後の単回投与でマウスを完全に保護した。Copyright Nature Japan KK 2017

シソーラス用語： *分子設計 ,  CAD【計算機】 ,  設計 ,  *インフルエンザ ,  血球凝集素 ,  *中和抗体 ,  三量体 ,  結合部位 ,  微生物検査 ,  抗ウイルス作用 ,  マウス ,  濃度依存性 ,  経時変化 ,  MDCK細胞
準シソーラス用語： *A型インフルエンザ ,  ウイルス検査 ,  *蛋白質設計

分類 (2件)： 免疫療法薬・血液製剤の基礎研究  (GW22010D) ,  分子・遺伝情報処理  (JE15040B)

タイトルに関連する用語 (10件)： ヘマグルチニン ,  受容体 ,  結合部位 ,  標的 ,  三量体 ,  インフルエンザ ,  中和 ,  タンパク質 ,  計算 ,  設計