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J-GLOBAL ID:201702245237351518   整理番号:17A0307447

ふたつの震災へのまなざし[熊本地震]熊本地震を通してみた交通インフラ復旧の課題-南阿蘇鉄道を手掛かりに

著者 (1件):
資料名:
巻: 108  号:ページ: 103-109  発行年: 2017年03月01日 
JST資料番号: S0255A  ISSN: 0387-3382  CODEN: TOMOA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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熊本地震を通してみた交通インフラ復旧の仕組みと課題を道路と南阿蘇鉄道を手掛かりに比較・検証した。道路では,地震直後から様々な応急復旧工事が行われ,主要道については代替ルートの整備が進められ本格的な復旧がはじまった。道路復旧は,道路管理者の責任で行われ,国は緊急復旧態勢を整え,本復旧に際しては権限代行による技術的援助,法律に基づく財政的支援等の復旧を裏打ちする仕組みを制度化している。一方,南阿蘇鉄道の復旧で取り得る選択肢には,1)経営安定基金の活用,2)沿線自治体による費用負担,3)国による補助制度の活用,4)復旧資金集めがあったが,現行制度上どの選択肢でも困難で復旧の見通しは未だ立っていない。鉄道の復旧は基本的に事業者自らがその責任で行うことになっているが,財政基盤の脆弱な地方の第三セクター鉄道のことは考慮されていない。復旧の枠組の違いは,インフラの管理主体のあり方に関係している。国鉄民営化から30年,鉄道インフラをどう維持していくか国鉄改革の再検証も必要である。鉄道から国が手を引き,国として鉄道に公的な責任を持たなくなった現在,自然災害から鉄道インフラ復旧をどう考え,如何に対処していくか,どの地域にも共通する課題である。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
保線,鉄道防災  ,  都市交通  ,  都市計画一般,都市経済学 

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