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J-GLOBAL ID：201702245257365556   整理番号：17A0492396

種々の濡れ性をもつ表面上におけるリポソーム懸濁液のドロップコーティング被覆 「コーヒーリング」生成および懸濁液の予縮

Drop coating deposition of a liposome suspension on surfaces with different wettabilities: “coffee ring” formation and suspension preconcentration

著者 (5件)： Kocisova Eva (Charles University, Faculty of Mathematics and Physics, Institute of Physics, Ke Karlovu 5, 121 16 Prague 2, Czech Republic. [e-mail] [e-mail]) ,  Petr Martin ,  Sipova Hana ,  Kylian Ondrej ,  Prochazka Marek
資料名： Physical Chemistry Chemical Physics  (Physical Chemistry Chemical Physics)
巻： 19  号： 1  ページ： 388-393  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0271C  ISSN： 1463-9076  CODEN： PPCPFQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 固体表面における生体分子溶液の蒸発は典型的には環状の乾燥パターンを作り,いわゆる「コーヒーリング」効果を示す。「コーヒーリング」パターンのサイズおよび形状は表面特性および堆積分子溶液または懸濁液の特性に大きく依存する。本報は物理化学的表面特性(接触角,濡れ性,粗さ)が異なる6種の表面およびベース金属層の有無を吟味した。テストした表面は2種のフルオロカーボン被覆金属表面(市販のTienta Sciences,Inc.社のSpectRIM平滑化ステンレス鋼および非市販のアルミニウム表面),3種のシラナイズ化ガラス表面および磨いたCaF₂を含む。結果から,「コーヒーリング」の生成は表面濡れ性および液滴中の脂質濃度の影響を受けることを示した。ドロップコーティング堆積Ramanスペクトル(DCDR)を用いてテストした表面の環における分子の前濃縮性能,即ち検出感度を比較した。接触角90°以上の表面が親水性表面に比べて小さい乾燥パターンを生成した。これらの乾燥パターンにおいてモデルリポソームはより効果的に与濃縮され,リポソームのRamanシグナルが増強された。接触角が90°未満,高い水接触角ヒステリシス,および非金属層(シラナイズ化ガラスおよびCaF₂)の表面の適用性は高濃度リポソーム試料に限定された。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *リポソーム ,  *懸濁液 ,  表面粗さ ,  *接触角 ,  *予備濃縮 ,  脂肪族フッ素化合物 ,  表面処理 ,  ガラス ,  フッ化カルシウム ,  ステンレス鋼 ,  アルミニウム ,  濃度依存性 ,  Ramanスペクトル ,  脂肪酸 ,  レシチン
準シソーラス用語： *コーヒーリング効果 ,  シラン処理 ,  フルオロカーボン ,  金属基板 ,  検出感度 ,  *濡れ性 ,  濃縮効果 ,  *予濃縮

分類 (3件)： 固-液界面  (CB12050B) ,  固体の表面構造一般  (BK15010E) ,  脂質一般  (EB05010B)

物質索引 (1件)： DPPC

タイトルに関連する用語 (6件)： 濡れ性 ,  リポソーム ,  懸濁液 ,  ドロップ ,  コーティング ,  コーヒー