抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】骨盤底臓器脱(POP)患者におけるオートファジー関連蛋白質微小管関連蛋白質1軽鎖3II(LC3II),I型コラーゲン(COLI),およびIII型コラーゲン(COLIII)の発現を観察し,オートファジーとPOPの関係を調査する。方法:軽度POP(POI~II)14例(A組)、重度POP(POPIII~IV級)17例(B群)、POP無し者17例(C群)、子宮全切除術中に子宮仙骨靱帯組織を採取した。Western blotting法により、各組の子宮仙骨靱帯組織のLC3、COLIとCOL IIIを測定した。ピアソン相関分析を用いて,LC3,COLI,およびCOL IIIの相関を分析した。【結果】A,BおよびC群のLC3蛋白質の相対的発現は,それぞれ30.41±2.76,24.28±2.61および38.15±2.19であった。COI蛋白質の相対的発現量は,それぞれ30.41±2.76,24.28±2.61,38.15±2.19,COLIII蛋白質の相対的発現は,それぞれ31.50±2.15,26.00±2.10,37.29±2.13であった。ピアソン相関分析により,軽度のPOP患者において,LC3IIとCOLIおよびCOLIIIの間に正の相関があることが示された(それぞれr=0.7362,0.7879;P<0.01)。重度のPOP患者におけるLC3IIとCOLIとCOLIIIの間には,正の相関があった(r=-0.865,-0.709,P<0.01)。結論:POP患者の子宮仙骨靱帯組織のLC3、COLIとCOL IIIはいずれも低い発現を示し、LC3、COLIとCOL IIIはPOPの発生と関係がある可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】