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J-GLOBAL ID：201702245326141924   整理番号：17A0953599

ゲノム解析のための赤外レーザアブレーションによる組織DNAの試料の転移

Infrared laser ablation sample transfer of tissue DNA for genomic analysis

著者 (5件)： WANG Kelin (Louisiana State Univ., LA, USA) ,  DONNARUMMA Fabrizio (Louisiana State Univ., LA, USA) ,  HERKE Scott W. (Louisiana State Univ., LA, USA) ,  HERKE Patrick F. (Louisiana State Univ., LA, USA) ,  MURRAY Kermit K. (Louisiana State Univ., LA, USA)
資料名： Analytical & Bioanalytical Chemistry  (Analytical & Bioanalytical Chemistry)
巻： 409  号： 17  ページ： 4119-4126  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： E0425B  ISSN： 1618-2642  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 組織切片の特定の微小部分から試料を収集し,DNAを抽出し,遺伝的な解析を行う技術は重要であるが,インタクトなDNAの抽出が可能であるか等の問題を持つ。本研究では,赤外レーザ光を用いたアブレーションにより,組織切片試料の特定部分からのDNA抽出が行える方法を開発した。まず,顕微鏡スライド上で乾燥させた3.2kpのプラスミドDNAを用いて,3μmの波長のレーザ光によるアブレーションにより,DNAの回収を行った。DNA配列解析等の結果から,プラスミドDNAは,59%の効率により回収が行われたことが示された。次に,ラットの脳と腎臓の組織切片で,レーザアブレーションによる微小部分からの試料の回収/DNA抽出を行った。回収したDNAからは,CYP11b2遺伝子等のPCR増幅が可能であり,今回の方法により,DNAが組織切片から回収可能であることが示された。

シソーラス用語： *レーザアブレーション ,  赤外レーザ ,  *生体試料 ,  試料調製 ,  *抽出 ,  遺伝学 ,  DNA【核酸】 ,  遺伝学実験技術 ,  ラット ,  脳 ,  腎臓 ,  チトクロームP450 ,  PCR法 ,  ゲル電気泳動
準シソーラス用語： *組織切片 ,  生物試料調製 ,  *DNA抽出 ,  ゲノム解析 ,  プラスミドDNA ,  DNA配列解析 ,  CYP11B2

分類 (3件)： 核酸一般  (EB04010U) ,  遺伝学研究法  (EC01020N) ,  動物学研究法  (EJ01020I)

タイトルに関連する用語 (6件)： ゲノム解析 ,  赤外レーザ ,  アブレーション ,  組織 ,  DNA ,  試料