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J-GLOBAL ID：201702245370674927   整理番号：17A1478313

木材の振動的性質の中央加振法による測定

Measurement of Wood Vibrational Properties by the Central Exciting Method

著者 (4件)： 結城雅晶 (東京農業大学大学院農学研究科林学専攻) ,  桃井尊央 (東京農業大学地域環境科学部) ,  小林純 (東京農業大学地域環境科学部) ,  大林宏也 (東京農業大学地域環境科学部)
資料名： 木材学会誌  (Journal of the Japan Wood Research Society)
巻： 63  号： 5  ページ： 196-203(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： F0852A  ISSN： 0021-4795  CODEN： MKZGA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 制振材料の振動的性質の測定には中央加振法が用いられているが,この方法は木材にはほとんど用いられたことがない。そこで,木材の振動的性質の測定における中央加振法の特徴を把握するために,中央加振法(JIS準拠の測定装置)および両端自由たわみ振動法,片持ちはり法で同一のシトカスプルース材の動的ヤング率(E’)および損失正接(tanδ)を測定して比較し,固定条件や振動モードなどについて検討した。また,装置の簡略化を目的とした中央加振法の測定装置を試作し,併せて検討した。その結果,試作した装置(中央加振法)での測定値(E’とtanδ)は,JISの規格に準拠した装置(中央加振法)での測定値とほぼ同一の値を示した。中央加振法のE’は両端自由たわみ振動法でのそれとほぼ同一であった。中央加振法のtanδは両端自由たわみ振動法のそれより高く,片持ちはり法でのそれに近い値を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *木材 ,  *木材性質 ,  *曲げ振動 ,  *励振 ,  *振動測定 ,  計測器 ,  片持梁 ,  トウヒ属 ,  Young率 ,  損失正接 ,  振動モード
準シソーラス用語： 振動特性

著者キーワード (5件)： vibrational properties ,  central exciting method ,  anti-resonance ,  cantilever vibration method ,  free-free vibration method

分類 (2件)： 木材の性質・構造  (FF05020Z) ,  振動の励起・発生・測定  (BB02030Z)

引用文献 (28件)：

• 1) 日本木材学会・物理・工学編編集委員会編:“増補改訂木材科学実験書I. 物理・工学編.”中外産業調査会, 東京, 1990, pp.202-204.
• 2) 秋山 朗:木材の振動並びに音響学的性質に就いて. 東京帝国大学理工学研究所報告 1(3, 4) , 38-41(1947).
• 3) Yoshihara, H.: Mmeasurement of the Young's modulus and shear modulus of in-plane quasi-isotropic medium-density fiberboard by flexural vibration. BioResources 6 (4) , 4871-4885 (2011).
• 4) Brancheriau, L.: An alternative solution for the determination of elastic parameters in free-free flexural vibration of a Timoshenko beam. Wood Sci. Technol. 48(6) , 1269-1279(2014).
• 5) 小林 純, 塩倉高義:響板用木材の振動特性-クランプ強さ, 振幅の大きさおよび試験片の厚さの影響-. 東京農業大学農学集報 20(1) , 9-15(1975).

タイトルに関連する用語 (3件)： 木材 ,  性質 ,  加振