ヒトテロメアG四本鎖による低エネルギーUV放射の吸収は長寿命グアニンラジカルアチオンを発生する

BANYASZ Akos; MARTINEZ-FERNANDEZ Lara; BALTY Clemence; PERRON Marion; DOUKI Thierry; IMPROTA Roberto; IMPROTA Roberto; MARKOVITSI Dimitra

文献

J-GLOBAL ID：201702245447453289 整理番号：17A1406401

ヒトテロメアG四本鎖による低エネルギーUV放射の吸収は長寿命グアニンラジカルアチオンを発生する

Absorption of Low-Energy UV Radiation by Human Telomere G-Quadruplexes Generates Long-Lived Guanine Radical Cations

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資料名：
巻： 139 号： 30 ページ： 10561-10568 発行年： 2017年08月02日
JST資料番号： C0254A ISSN： 0002-7863 CODEN： JACSAT 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

研究目的はG四本鎖でUV放射の直接吸収が開始した過渡的種,脱出電子及び生成塩基ラジカルを調べることにある。Na⁺含有リン酸緩衝液中ヒトテロメア配列GGG(TTAGGG)₃の折畳みが形成したTEL21/Na⁺と呼ぶ四本鎖構造に焦点を当てた。ns分解吸収分光法と量子力学/分子力学計算を用い,イオン化過程の大域と定量的絵図を提供した。266nmで一光子イオン化量子収率は垂直グアニンイオン化ポテンシャルが2.7eVほど低いエネルギーに相当した。このような量子収率は裸ゲノムDNAで直接紫外線吸収が誘起したシクロブタンピリミジン二量体について報告された量子収率に匹敵し,この過程が重要な生物学的規制緩和を開始した。更に,TEL21/Na⁺中グアニンラジカルカチオンの約35%が約1msの時定数で消失した。一本鎖配置中テロメア反復TTAGGG事例では,一光子イオン化も二光子イオン化が発生した長寿命ラジカルカチオンのいずれも検出されない。

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核酸一般

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