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J-GLOBAL ID:201702245554137614   整理番号:17A1697884

西南日本,琉球列島における更新世の腕足類の殻の微細構造と地球化学組成の保存との間の非線形関係

Nonlinear relationship between preservation of microstructure and geochemical composition of Pleistocene brachiopod shells from the Ryukyu Islands, southwestern Japan
著者 (5件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: ROMBUNNO.12217  発行年: 2017年 
JST資料番号: U0525A  ISSN: 1440-1738  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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化石化した腕足類の殻の安定炭素及び酸素同位体組成は,顕生代における地球の古環境進化を描写するための重要な情報源として役立つ。しかしながら,初生の同位体組成は,様々な種類の続成作用により変化を被った可能性がある。化石化した腕足類の殻の初生同位体組成が天水による続成作用によって変化を被った程度を評価するために,化石化したKikaithyris hanzawai(rhynchonellate腕足類)の殻の微細構造,陰極線ルミネセンス(CL)像,及び炭素と酸素の同位体組成を調べた。貝殻は,西南日本琉球列島に露出した更新世の浅海性炭酸塩から収集した。続成変質の程度は,殻の初生微細構造の保存状態と殻の発光/非発光の両方から定量的に見積もった。変化した繊維は腕足類の殻で普通に観察されたが,初生の同位体組成はほぼ保持されていた。発光する殻と非発光の殻との間に同位体組成の有意な差はなかった。検討した4層準のうち3層準で,殻の初生微細構造の保存状態と,殻の発光/非発光との間に直接的な関係はなく,CL画像は殻の続成変質の検出若しくは殻の位置の検出には必ずしも有用でないことを示している。続成変質を評価するために多重の基準を適用し,それらをクロスチェックすることは,続成変質した腕足類の殻と非変質の腕足類の殻を識別するために必要である。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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第四紀  ,  同位体地質学 
引用文献 (75件):

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