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J-GLOBAL ID:201702245648563897   整理番号:17A0601381

若年女子の調理技術と食情報に関する研究-「クックパッド」の利用-

著者 (2件):
資料名:
号: 53  ページ: 9-20  発行年: 2017年03月03日 
JST資料番号: L6360A  ISSN: 1346-860X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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近年,我が国では女性の社会進出の増加,食品加工技術の発展等の社会的変容に伴い,家庭内の食生活も多様化し,家庭で日常食を手作りすることが減少してきている。しかし,このように簡便化が進む中で,料理レシピの投稿・検索サイトを閲覧・利用する人が増加傾向にあり,2015年に首都圏の既婚女性500名を対象にアンケート調査を行った結果,『クックパッド』を452名(90.4%)が閲覧・利用していた。若い世代は,『クックパッド』を閲覧しているだけでも楽しい,料理することが楽しくなると評価しており,料理を余暇として楽しめるきっかけとなっていた。そこで,本研究では,本学の学生462名を対象にアンケート調査を行い,従来から踏襲されてきた調理技術に対する意識,結婚後の家事行動の意識などについて調べた。さらに,料理や菓子作りを何から習得し,料理のレシピの投稿・検索サイトである『クックパッド』をどのように取り入れ,どう捉えているのかなどを知り,今後の食教育の方向性を探ろうとした。その概略は以下のようである。料理を作るのが「好き」としたのは,全体で66%であり,学科・専攻間で有意な差がみられた。調理技術の基礎知識を「既に知っている」とした者が33%,「知りたい」とした者が65%であり,調理技術の習得を希望する割合が高かった。結婚後の家事行動として,朝食・夕食を作るのは「妻」とした割合が55%と51%であり,買物(食料品)や食事の後片付けは,「出来るほう」「一緒」とした者が多かった。1995年の報告では,朝食・夕食作りを「妻」とした者が約70%であったが,約20年後の本調査においては約50%と20%減少し,食事作りを含め,家事行動を夫と一緒に行いたいとする傾向が強くなっていた。料理や菓子作りの習得法では,料理作りが「母親」から,菓子作りが「インターネット(Webサイト)」からとした者が多かったが,現在,料理を作る時に参考にする情報源としては,「インターネット(Webサイト)」とする割合が高かった。『クックパッド』は,462名中の442名(95.7%)が閲覧・利用しており,「初めての料理を作る時」「家にある食材を使いたい時」などに利用することが多く,「食材の名前を入れて検索できる」「レシピが無料で手に入る」などが便利であり,「自分にとって役に立つ」「料理の本を見るよりも手軽に利用できる」という意見が多かった。料理や菓子作りの習得において,インターネットの影響が大きいことが示された。(著者抄録)
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分類 (2件):
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食品一般  ,  情報サービス 
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