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J-GLOBAL ID：201702245689392692   整理番号：17A0752304

合理性と不規則性:構造設計における効率と美学についての伝統的な概念を問う

Rational and Irregular: Questioning Traditional Concepts of Efficiency and Esthetics in Structural Design

著者 (1件)： MARTINI Kirk (Univ. Virginia, VA)
資料名： Journal of Structural Engineering  (Journal of Structural Engineering)
巻： 143  号： 6  ページ： 02517001.1-02517001.6  発行年： 2017年06月 
JST資料番号： D0417A  ISSN： 0733-9445  CODEN： JSENDH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 伝統的な構造設計においては規則的な形状の構造が合理的で効率が良く,美的にも優れているとの概念が一般的である。しかし焼きなまし法によるトラスの最適化においてはこの概念と反する結果が得られているのでそれを紹介した。1)Shea,Caganの論文(1999)。荷重と支持条件が対称な問題に対し,非対称なトラスが最適解として得られた。2)Ahraiらの論文(2015,1016)。水平片持ちトラスに2つの荷重ケース(先端への水平荷重のみ,先端への水平荷重と鉛直荷重)を加えた問題。先端に向かって細くなる形状ではあるが,内部の節点の配置は非常に不規則な解が得られた。またパネルが三角形でなく四角形な場所もある。3)Ahraiらの論文(2016)。水平で左右対称な77部材の橋梁トラス。形状の規則性を制約として課した場合と課さない場合を考慮した結果,非常に不規則な形状が最適解として得られたが美的には劣っている。4)結論として,不規則な形状は効率が悪いという従来の概念は正しくないかもしれない。

シソーラス用語： *構造設計 ,  *効率 ,  *美学 ,  最適化 ,  形状最適化 ,  *構造最適化 ,  シミュレーテッドアニーリング
準シソーラス用語： アニーリング法 ,  位相最適化 ,  規則性 ,  構造トポロジー最適化 ,  *合理性 ,  焼きなまし法 ,  *不規則性

分類 (1件)： 構造設計一般  (RA04010E)

タイトルに関連する用語 (4件)： 不規則性 ,  構造設計 ,  美学 ,  概念