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J-GLOBAL ID:201702245742568178   整理番号:17A1440744

20 ヒドロキシエクジソン共同により誘起されたPOUホメオドメイン転写因子POUM2と広い複合体イソ型2転写因子はカイコガBombyx moriにおけるビテロゲニン遺伝子発現と卵形成を調節する【Powered by NICT】

The POU homeodomain transcription factor POUM2 and broad complex isoform 2 transcription factor induced by 20-hydroxyecdysone collaboratively regulate vitellogenin gene expression and egg formation in the silkworm Bombyx mori
著者 (15件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 496-506  発行年: 2017年 
JST資料番号: W1733A  ISSN: 0962-1075  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ビテロゲニン(Vg)が胚発生用の栄養分の源である。我々の以前の研究は,カイコ(Bombyx mori)転写因子broad complexイソ型2(BmBrC Z2)は20 ヒドロキシエクジソン(20e)の誘導によりVg遺伝子(BmVg)の遺伝子発現を調節することを示した。しかし,20eはBmVg発現を調節する機構は,明らかにできなかった。本研究では,細胞トランスフェクション実験は,POUホメオドメイン転写因子POUM2(POUM2)およびBrC-Z2cis応答要素(CRE)を含むBmVgプロモーターはBrC-Z2またはPOUM2CREを有するそれよりも20eに有意な応答を示したことを示した。電気泳動移動度シフトアッセイとクロマチン免疫沈降分析は,BmPUM2はBmVgプロモーターのPOUM2CREに結合できることを示した。B.mori胚由来細胞株(BmE)におけるBmPUM2及びBmBrC Z2の過剰発現は20E誘導,POUM2およびBrC-Z2CREの両方を持つBmVgプロモーターの活性を高めることができた。定量的PCRおよび免疫蛍光組織化学はBmPUM2の発現パターンと組織局在性はBmVgのそれに対応することを示した。グルタチオンS-トランスフェラーゼプルダウンおよび共免疫沈降分析はBmPUM2はBmBrC Z2とだけ相互作用するBmVg発現を調節することを確認した。RNA干渉による雌カイコにおけるBmPUM2のダウンレギュレーションは有意にBmVg発現を減少させ,異常卵形成をもたらした。要約すると,これらの結果はBmPUM2は協調的にカイコ卵黄形成と卵形成を制御する20E誘導によりBmVg発現を調節するBmBrC Z2のみに結合することを示した。さらに,これらの知見は,ホメオドメイン蛋白質POUM2は昆虫卵黄形成の調節において新しい役割を果たすことを示唆する。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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無脊椎動物ホルモン  ,  遺伝子の構造と化学 

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