抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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雌雄異花同株のイラクサ科カラムシ属ニオウヤブマオ(Boehmeria holosericea)の開花フェノロジーを雌雄別に計測し,雌雄異熟の有無やその程度を調べた。福岡県宗像市で,2014年7月11日~8月22日に計11回調査した。花序の総数に対する開花花序の割合を雌雄別に記録した。また,花序の雌雄・数・位置を記録した。地下茎から直立する茎で,対生する葉の腋に,雌花序・雄花序・両性花序のいずれかが1つずつ,従って,1節には花序が2つずつ着いていた。茎の下部の節には雄花序,上部の節には雌花序が着いており,29本の茎のうち19本では雄花序群と雌花序群の中間1~2節に両性花序が着いていた。1節に雄花序と雌花序,両性花序の組み合わせが見られることもあり,成長の悪い茎では雄花序のみしか着かないものもあったが,茎の基部から先端に向かって雄花序→(両性花序)→雌花序という順序は共通しており,これらの逆転は見られなかった。