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J-GLOBAL ID:201702245861559104   整理番号:17A1556830

ドキソルビシンは心臓コレステロール輸送体のLXR仲介アップレギュレーションをもたらすオキシステロールレベルを高める【Powered by NICT】

Doxorubicin enhances oxysterol levels resulting in a LXR-mediated upregulation of cardiac cholesterol transporters
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巻: 144  ページ: 108-119  発行年: 2017年 
JST資料番号: B0128A  ISSN: 0006-2952  CODEN: BCPCA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アントラサイクリン介在心臓毒性はまだ完全にはわかっていない。この文脈におけるコレステロール代謝と輸送の影響を調べるために,コレステロールとオキシステロールレベル並びにコレステロール輸送体ABCA1およびA BCG1の発現はドキソルビシン処理HL-1マウス心筋細胞だけでなく急性ドキソルビシン誘発心毒性のマウスモデルで分析した。ドキソルビシン処置したHL-1細胞は,増大したコレステロール(対照の153±20%),オキシステロール(24S-ヒドロキシコレステロール:対照の206±29%)及びコレステロール前駆体レベル(ラトステロール:対照の122±12%;デスモステロール:制御の188±10%)増強されたコレステロール合成を示した。abca1とabcg1は核受容体LXRのドキソルビシン媒介活性化によるmRNA,蛋白質及び機能レベルでアップレギュレートされた。さらに,オキシステロールはHL-1細胞におけるabca1とabcg1を誘導するだけでなく,エンドセリン-1と形質転換成長因子-βの発現,既にドキソルビシン誘発心毒性における重要な因子として同定されているを増強した。これらin vitro所見は,急性ドキソルビシン誘発心毒性のマウスモデルで検証し,それぞれ,上昇した心臓(2.1±0.2vs. 3.6±1.0ng/mg)および全身性コレステロールレベル(105.0±8.4vs. 130.0±4.3mg/dl)だけでなく心臓24S-ヒドロキシコレステロール(2.1±0.2vs. 3.6±1.0ng/mg)のような強化されたオキシステロールレベルを実証した。これらの知見と一致してabca1(対照の303%)とabcg1(対照の161%)の心臓m RNA発現が誘導された。まとめると,著者らのデータは,ドキソルビシンによるコレステロール増強され,オキシステロールレベルを示し,abca1とabcg1のLXR依存性アップレギュレーションをもたらした。これに関連して,オキシステロールの細胞毒性効果と心臓遺伝子発現に及ぼすそれらの影響はドキソルビシン誘発心毒性における重要な因子として考慮すべきである。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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抗腫よう薬の基礎研究 

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