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J-GLOBAL ID：201702246013323220   整理番号：17A0286527

根釧地域の飼料用トウモロコシに対するアーバスキュラー菌根菌の効果を考慮したリン酸施肥基準

Phosphorus fertilizer recommendations for continuously cultivated maize in consideration with the effect of arbuscular mycorrhizal fungi in Konsen, Japan

著者 (8件)： 八木哲生 (北海道総合研究機構 根釧農試) ,  松本武彦 (北海道総合研究機構 根釧農試) ,  大友量 (農研機構 北海道農業研究セ) ,  小林創平 (農研機構 北海道農業研究セ) ,  小林創平 (農研機構) ,  三枝俊哉 (北海道総合研究機構 根釧農試) ,  三枝俊哉 (酪農学園大) ,  岡紀邦 (農研機構 北海道農業研究セ)
資料名： 日本土壌肥料学雑誌  (Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 88  号： 1  ページ： 12-19  発行年： 2017年02月05日 
JST資料番号： G0156A  ISSN： 0029-0610  CODEN： NIDHAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アーバスキュラー菌根菌(AM菌)の宿主作物を前作物とすることで,宿主の後作物のリン吸収が促進されることは広く知られている。本報告では,北海道根釧地域において,AM菌の宿主作物である飼料用トウモロコシの連作条件に対し,AM菌の効果を考慮したリン酸減肥可能量を検討し,以下の結果を得た。1)リン酸減肥の可否を判断する指標として,初期生育指数を用いることとした。2)収穫期収量を低下させないリン酸施肥量は,土壌型,有効態リン酸含量およびAM菌感染率などにより異なると考えられた。3)多様な条件のトウモロコシ連作畑において,現行基準から一律20%減肥する基準を設定した。(著者抄録)

シソーラス用語： 北海道 ,  トウモロコシ ,  *飼料作物 ,  土壌菌類 ,  *リン酸 ,  *施肥 ,  宿主 ,  養分吸収 ,  連作 ,  作物収量 ,  土壌型 ,  圃場試験 ,  アーバスキュラー菌根菌 ,  *減肥 ,  飼料用トウモロコシ ,  可給態リン酸
準シソーラス用語： 有効態リン酸

分類 (2件)： 施肥法・肥効  (FB05030Y) ,  飼料作物,草地  (FC03050J)

引用文献 (27件)：

• 荒川祐介 2012.堆肥のペレット成型がそのリン酸肥効に及ぼす影響.土肥誌,83,249-255.
• Arihara, J., and Karasawa, T. 2000. Effect of previous crops on arbuscular mycorrhizal formation and growth of succeeding maize. Soil Sci. Plant Nutr., 46, 43-51.
• Barry, D.A.J., and Miller, M.H. 1989. Phosphorus nutritional requirement of maize seedlings for maximum yield. Agron. J., 81, 95-99.
• 土壌環境分析法編集委員会 1997.土壌環境分析法,p.195-385.
• 北海道農政部 2010.北海道施肥ガイド2010,p.1-235.札幌.

タイトルに関連する用語 (6件)： 根 ,  地域 ,  飼料用トウモロコシ ,  アーバスキュラー菌根菌 ,  リン酸 ,  施肥基準