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J-GLOBAL ID：201702246372592092   整理番号：17A1624662

腫瘍増殖と免疫のバランスに及ぼすCT26腫瘍由来TGF-βの影響【Powered by NICT】

The effect of CT26 tumor-derived TGF-β on the balance of tumor growth and immunity

著者 (7件)： Owyang Stephanie Y. (Department of Internal Medicine, Division of Gastroenterology, University of Michigan, Ann Arbor, MI, United States) ,  Zhang Min (Department of Internal Medicine, Division of Gastroenterology, University of Michigan, Ann Arbor, MI, United States) ,  Walkup Grace A. (Department of Internal Medicine, Division of Gastroenterology, University of Michigan, Ann Arbor, MI, United States) ,  Chen Grace E. (Department of Internal Medicine, Division of Gastroenterology, University of Michigan, Ann Arbor, MI, United States) ,  Grasberger Helmut (Department of Internal Medicine, Division of Gastroenterology, University of Michigan, Ann Arbor, MI, United States) ,  El-Zaatari Mohamad (Department of Internal Medicine, Division of Gastroenterology, University of Michigan, Ann Arbor, MI, United States) ,  Kao John Y. (Department of Internal Medicine, Division of Gastroenterology, University of Michigan, Ann Arbor, MI, United States)
資料名： Immunology Letters  (Immunology Letters)
巻： 191  ページ： 47-54  発行年： 2017年 
JST資料番号： E0738B  ISSN： 0165-2478  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： TGF-βは開発中の多くの癌治療の重要な標的である。抗腫瘍免疫を抑制することに加えて,多面的直接プロと抗腫瘍効果を有していた。増加した内因性TGF-β産生の作用は不明のままである,抗TGF-β癌治療の結果に影響を及ぼす可能性がある。は,腫瘍由来TGF-β(td TGF β)はin vivoでの腫瘍増殖を制御することにより腫瘍寛解の維持に重要な役割を果たし,腫瘍微小環境におけるtd TGFβを減少させる腫瘍進行をもたらすであろうという仮説を立てた。本研究の目的は,その抗増殖性および免疫抑制効果の間のバランスに腫瘍微小環境におけるTGF-βの効果を調べることであった。マウスBALB/c自発結腸腺癌細胞株(CT26)は遺伝的に制御(CT26neo)として増加した活性TGF-β(CT26 TGF β),ドミナントネガティブ可溶性TGF-β受容体(CT26 TGF β R),または空のネオマイシンカセットを生成するために遺伝子操作した。in vitro増殖速度を測定した。in vivo研究では,三種の細胞株は同系BALB/cマウスに注入し,腫瘍増殖を経時的に測定した。免疫不全BALB/cヌードマウスはT細胞とB細胞の役割を調べるために用いた。in vitroで,CT26TGFβRとCT26TGFβ細胞は対照(CT26neo)と比較して,それぞれ,増加と抑制された増殖を示し,TGF-βを確認し直接抗腫瘍効果を有していた。in vivoでは,CT26TGFβR細胞は対照と比較してゆっくりした成長を示し,抗腫瘍免疫の抑制低下に続発したと考えられるが,この効果は免疫不全BALB/cヌードマウスにおけるアブレートされたことを見出した。しかし,CT26TGFβ細胞(過剰TGF-β)は,対照と比較して急速な初期成長を示したが,その後の進行に失敗した。同じパターンが免疫不全BALB/cヌードマウスで示された,腫瘍増殖への影響は直接示唆し,最小免疫系の関与であった。同じマウスの対側にCT26neoの末梢抗原特異的脾細胞1型サイトカイン産生と腫瘍成長速度の決定には全身性抗腫瘍免疫に最小の効果であった。TGF-βは腫瘍増殖に対する反対の効果を持っているが,本研究では,腫瘍微小環境における過剰td TGFβは腫瘍非増殖性を与えたことを示した。過剰td TGFβを枯渇させるこの内因性腫瘍抑制機構を放出し,腫瘍の進行を誘発するかもしれない。,著者らの知見は,癌治療における抗TGF β戦略を用いたに対する注意を支持し,これはTGF-βの抗腫瘍効果と抗免疫のバランスを傾ける,寛解の代わりに腫瘍進行をもたらす可能性がある。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 大腸腫瘍 ,  遺伝子操作 ,  免疫抑制 ,  ヌードマウス ,  腫瘍免疫 ,  *腫瘍 ,  in vitro実験 ,  T細胞 ,  *TGFβ ,  抗原 ,  抗腫瘍作用 ,  受容体
準シソーラス用語： 腫瘍進行 ,  癌治療 ,  *腫瘍成長 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 腫瘍微小環境 ,  TGF-β ,  Proliferation ,  免疫抑制 ,  大腸癌

分類 (2件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  腫よう免疫  (ED03040A)

タイトルに関連する用語 (5件)： 腫瘍増殖 ,  免疫 ,  バランス ,  腫瘍 ,  TGF-β