抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿は,借地権型マンションの敷地の借地期間延長と買取に関する制度と市場整備に関し,日本の借地権型マンションの課題に対するイギリスのリースホールド制度の適用の可能性について報告した。先ず,本研究では,地主と借地人が合意すれば借地契約の期間延長を行える方法を考察するために,期間延長制度とそのための市場整備について明らかにすること等を報告した。次に,日本の借地権制度と課題-イギリスとの比較,借地権型マンションの買取と期間延長の課題について報告した。更に,リースホールド集合住宅の土地等の買取制度,契約期間の延長制度,専門家及び公的機関の役割について報告した。最後に,結論として,買取に関して日本では,第一に,合意形成の方法と主体が課題であること,期間延長に関しては,日本では法の規定がないため,第一に,合意形成の場が課題となるが,イギリスでは買取と同様に管理組合が主体となることが可能であり,多数決決議であること等を報告した。