抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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グラフ処理は局所性の低いメモリアクセスを行うという特性を持ち,ノード数が数億超えるような大規模なグラフを処理するのは容易ではない。このような不規則なメモリアクセスを避けて処理を行う手法にストリーム処理があり,グラフ処理にストリーム処理を適用することができれば,特有の不規則なメモリアクセスパターンを回避できると考えられる。そこで本稿では,グラフをストリームで表現し処理する手法についての検討を行う。ストリーム形式のPseudo-ZDDデータを入力とし,これを主記憶に格納することなく演算することで,メモリアクセスの解消を図る。提案手法によって,グラフのストリームによる処理をFPGAを用いてハードウェア化し,その性能を評価したところ実行時間はCortex A9CPUに対してノード数16,384のとき最大で54倍高速であった。また,リソース使用率に関してはZedboardおよびKCU105のいずれの評価ボードでも1%未満で実装できることがわかった。(著者抄録)