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J-GLOBAL ID:201702246485559183   整理番号:17A0706031

茅を下地とした逆葺きの藁葺き小屋の構法-別府市明礬温泉の湯の花小屋-

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資料名:
巻: 23  号: 54  ページ: 649-654  発行年: 2017年06月20日 
JST資料番号: L4777A  ISSN: 1341-9463  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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茅葺きの葺き方には「真葺き」と「逆葺き」があり,逆葺きは根元より腐りやすい穂先側が露出するため耐久性に劣るが,完全な雨仕舞を目的としない小屋のような建屋では材料が少なく簡単に葺ける逆葺きが適していたと言える。既にこの構法はあまり見られなくなっているが,別府市明礬温泉にある湯の花小屋に事例があることから,市の教育委員会をとおし伝統的な構法に詳しい技術者を紹介してもらい,ヒアリングと実測調査を実施した。湯の花小屋に求められる性能は風雨凌ぐだけでなく適度な拝湿と保温性という特別なもので,逆葺きの稲藁屋根は茅と稲藁を使い分けてその性能要求を満たしている点が特徴的といえる。小屋組はスギ丸太と孟宗竹で組まれ,下地は150mm程の厚い茅の層を断熱層とし,表面に雨仕舞の良い逆葺きの稲藁を葺いている。維持管理の面では耐久性の良い茅と薄くても雨仕舞の良い藁の組み合わせで吹き替え手間と材料の節約を可能にしており,他にも伝統的な技術が導入されていた。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
住宅建築,農村建築,城  ,  有機質材料 

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