抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:卵巣良性腫瘍患者の免疫機能に関する腹腔鏡と開腹手術の影響を検討する。方法:当院の2015年1月から2016年1月までに治療した86例の良性卵巣腫瘍患者を研究対象とし、乱数表法により患者を無作為に対照群と観察群に分け、各群43例とした。対照群は伝統的な開腹手術を行い、観察群は腹腔鏡手術を行った。手術前と手術後の免疫機能に関する指標の変化を2群間で記録した。手術前1日目,術後1日目,術後3日目の末梢血白血球数(WBC),好中球比率(NGR),免疫グロブリンA(IgA)レベル,免疫グロブリンG(IgG)レベル,免疫グロブリンM(IgM)レベル,Tリンパ球サブセット(CD3+,CD4+とCD3+/CD4+)の分布を測定した。術後合併症の発生率を記録し、さらに統計学的分析を行った。結果:術前両群患者のIgA、IgGとIgMは比較すると、統計学的有意差が認められなかった(P>0.05)が、術後両群のIgG含有量は術前より明らかに低下し、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。対照群の患者のWBC、NGR、CRPは術後1日目と3日目にいずれも術前より明らかに上昇したが、観察群はCRPのみが術前より高い状態を示した。対照群と観察群の間に有意差が認められた(P<0.05)。CD3+,CD4+とCD3+/CD4+の比率は,術前の2つの群の間に有意差がなかった(P>0.05)。しかし,両群とも対照群におけるそれらより有意に低く,対照群におけるそれらより有意に低かった(P<0.05)。術後の観察群の合併症の発生率は6.98%で、対照群は16.28%であった。結論:腹腔鏡技術による卵巣良性腫瘍の治療は伝統的な開腹手術と比較して、患者の免疫システムへの影響を有効に減少させ、高い安全性を有し、患者の回復に役立ち、応用を促進する価値がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】