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J-GLOBAL ID:201702246676036260   整理番号:17A0896175

麻酔下にあるネコの急性痛覚刺激で誘起された自発性脊髄dorsum電位の連続的振る舞いのマルコフ解析

Markovian Analysis of the Sequential Behavior of the Spontaneous Spinal Cord Dorsum Potentials Induced by Acute Nociceptive Stimulation in the Anesthetized Cat
著者 (11件):
資料名:
巻: 2017  号: May  ページ: WEB ONLY  発行年: 2017年05月 
JST資料番号: U7036A  ISSN: 1662-5188  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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以前の研究で著者らは,自発性脊髄dorsum電位(CDP)の自動的な同定と分類のための機械学習法を開発した。本研究ではこの提案を拡張し,麻酔下にあるネコで異なる腰椎セグメントから記録した自発性CDPが,脊髄後角ニューロンの分散ネットワークで機能的接続性の構造化(非ランダムな)パターンを伴って生成できること,またこの構造がカプサイシンを皮膚に注射して誘起した痛覚刺激後に生成される他の非ランダムで安定な構造に変化できることを示す。自発的CDPで同定された形の順序が少なくても1次のマルコフ連鎖に従っていた。すなわちこの系はメモリーを持ち,CDPを生成する脊髄後角ニューロンの自発的活動は再直近の活動に対して独立ではなかった。このマルコフ性を用いて,CDPの生成に関わる神経回路中で特定の接続性に属する信号部分を同定する方法を構築した。この方法を,正常および脊髄切断試料へのカプサイシン注入による急性痛覚刺激に対してテストした。その結果,CDPの順序は確率過程の更新では生成できなかった。そのうえ,CDPの順序を1次のマルコフ確率過程によって生成したモデルで,いくつかの機能的特徴を表現できた。このマルコフモデルはCDP順序を生成した機能的状態を決定することができた。この方法は急性痛覚刺激で生じる変化など,様々な実験条件に応答する異なる腰椎セグメントから記録したCDPの順序活動の解析に有用である。これは臨床的に関心の深い脊髄後角ニューロン間の機能的接続パターンの変更を調べるツールとして有用であると考えられる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
分類
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脳・神経系モデル 

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