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J-GLOBAL ID：201702246740964751   整理番号：17A1418816

水溶性タバコタール抽出物はin vitroでのヒト胚性幹細胞からの皮質発生を混乱させる【Powered by NICT】

Aqueous cigarette tar extracts disrupt corticogenesis from human embryonic stem cells in vitro

著者 (4件)： Begum Aynun N. (College of Veterinary Medicine, Western University of Health Sciences, Pomona, CA 91766-1854, USA) ,  Aguilar Jose S. (College of Veterinary Medicine, Western University of Health Sciences, Pomona, CA 91766-1854, USA) ,  Hong Yiling (College of Veterinary Medicine, Western University of Health Sciences, Pomona, CA 91766-1854, USA) ,  Hong Yiling (Graduate College of Biomedical Sciences, Western University of Health Sciences, Pomona, CA 91766-1854, USA)
資料名： Environmental Research  (Environmental Research)
巻： 158  ページ： 194-202  発行年： 2017年 
JST資料番号： D0574A  ISSN： 0013-9351  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： タバコの吸い殻は世界におけるリターの最も一般的な型であり,約四兆五千億喫煙本数は世界的に毎年廃棄されている。タバコの吸い殻は4000以上の化学物質,その多くは神経毒性効果を有することが知られているを含んでいた。幹細胞神経分化は,神経発達に及ぼす水性タバコタール抽出物(ACTEs)の影響を調べるために優れた細胞モデルを提供する。皮質形成を再現し,発生中のヒト皮質のはい帯に見られる上部および下部層皮質投射ニューロンに類似していることを細胞タイプを生成できることをニューロスフェアベース幹細胞神経分化プロトコルを開発した。本研究では,ACTEsは燻製タバコの吸い殻から作成し,ヒト胚性幹細胞由来の神経前駆細胞と皮質ニューロンに異なる濃度で適用した。ACTEsは皮質神経前駆体マーカーpax6,tbr2,neuroDの発現を減少させ,1燻製吸殻からの抽出物の1.87%への曝露後の皮質層ニューロン(tbr1,satb2,foxp2,brn2)の数を減少させた。さらに,著者らの結果はACTEsは皮質ニューロン,シナプス蛋白質PSD95,シナプトフィシン,小胞グルタミン酸輸送体1(vGlut1),および細胞外マトリックス分子リーリンの実質的な損失をきたしたにおける活性酸素種(ROS)産生を増加させることを示した。これら分子のすべてが皮質ニューロン同一性および活性の維持に重要である。喫煙本数からACTEsは皮質ニューロン発生と神経変性に著しい影響を及ぼす。幹細胞神経分化モデルは神経毒性に及ぼすACTEsの評価のための潜在的に強力なツールとして大きな可能性を秘めている。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *in vitro実験 ,  ニューロン ,  神経毒性 ,  シナプス ,  *幹細胞 ,  *皮質 ,  前駆体 ,  *ヒト ,  タンパク質 ,  *たばこ ,  細胞外マトリックス
準シソーラス用語： 神経 ,  皮質ニューロン ,  神経分化 ,  *抽出物 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： タバコの水溶性タール抽出物 ,  皮質形成 ,  皮質ニューロン ,  ヒト胚性幹細胞 ,  神経毒性

分類 (1件)： 動物に対する影響  (EE05040R)

タイトルに関連する用語 (7件)： 水溶性 ,  タバコ ,  タール ,  抽出物 ,  ヒト胚性幹細胞 ,  皮質 ,  混乱