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J-GLOBAL ID：201702246868170082   整理番号：17A0482780

GEOS-Chem化学輸送モデルの全球規模感度解析:ARCTAS(2008年)期のオゾンと酸化水素

Global sensitivity analysis of the GEOS-Chem chemical transport model: ozone and hydrogen oxides during ARCTAS (2008)

著者 (3件)： CHRISTIAN Kenneth E. (Pennsylvania State Univ., PA, USA) ,  BRUNE William H. (Pennsylvania State Univ., PA, USA) ,  MAO Jingqiu (Univ. Alaska at Fairbanks, AK, USA)
資料名： Atmospheric Chemistry and Physics (Web)  (Atmospheric Chemistry and Physics (Web))
巻： 17  号： 5  ページ： 3769-3784 (WEB ONLY)  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： U7039A  ISSN： 1680-7316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 将来の大気酸化能力の予測能力を開発するためには,モデル入力変数に対するモデル化された酸化容量のモデルの不確実性と感度の詳細な解析が必要である。GEOS-Chem化学輸送モデルでモデル化され,NASA/DC-8航空機で測定されたオキシダント混合比を使って,モデル化オキシダントヒドロキシル(OH),ヒドロペルオキシル(HO₂)及びオゾン(O₃)に対するGEOS-Chem化学輸送モデルに対して不確実性及び全球感度解析を実施した。北アメリカ北極圏におけるNASA/ARCTAS(航空機および衛星による対流圏組成の北極研究)のA及びBキャンペーン(2008年)の飛行経路に対して,それぞれの不確実性内で同時に摂動したモデル入力に対するOH,HO₂及びオゾンの感度を見出した。春の展開(ARCTAS-A)に対して,オゾンはNO₂の光分解速度,NO₂+OH反応速度,メチルブロモホルム(CHBr₃)を含む様々な排出に最も敏感であった。OHとHO₂は,HO₂のエアロゾル粒子の取込に圧倒的に敏感であり,この1つの要因は,HO₂の不確実性の75%以上に寄与した。夏季展開(ARCTAS-B)に対して,オゾンは土壌NOxやイソプレンなどの排出因子に最も敏感であった。OH及びHO₂は,HO₂のバイオマス排出とエアロゾル粒子取込に対して最も敏感であった。対流圏の最下層2kmの測定値と比較して1/2過小評価されたモデル化されたHO₂によって,低い取込速度(γ_HO2<0.055)は取込量がH₂OまたはH₂O₂であるか否かに拘らず,モデルと測定されたHO₂との間の良好な一致をもたらした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： キャンペーン ,  ヒドロキシルラジカル ,  夏 ,  春 ,  エアロゾル ,  バイオマス ,  感度解析 ,  *大気オゾン ,  *大気モデル ,  過酸化水素 ,  全球規模 ,  ヒドロペルオキシラジカル ,  光化学汚染物質
準シソーラス用語： ARCTAS ,  *化学輸送モデル ,  オキシダント【環境】

分類 (1件)： 対流圏・成層圏の地球化学  (DD01020P)

タイトルに関連する用語 (7件)： GEOS-Chem ,  化学輸送モデル ,  全球規模 ,  感度解析 ,  オゾン ,  酸化 ,  水素