抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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著者らは難固相接合材料として考えられているアルミニウムの大気中接合に高周波加熱を支援させた超音波振動接合の適用を提案し,従来超音波接合では不可能であった丸棒の接合に成功した。本論文においては,この技法の根底にある接合機構の機構を理解するための実験を実施した。直径20mmのA1070杯H112丸棒を供試材とし,一端を直径5mmの円錐台に加工したサンプル2本を,この面を合わせて誘導加熱コイル内に設置し,油圧と超音波振動を印加することで接合させた。加熱温度,負荷荷重,超音波振幅を変化させた。また,接合面に厚い酸化膜を形成した試片についても同様の実験を行なった。接合サンプルの引張試験,破面観察を行なった。これらの実験から,アルミニウムの固相接合では負荷荷重を変化させても接合は不可であり,表面の酸化膜を除去する超音波振動の印加が必要なことを明らかにした。