抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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有機染料による環境問題は,それらの処理のための効率的な方法の開発をもたらした。光触媒分解はこれらの汚染物質を分解する危険性が少ない化合物への実行可能な技術であることが証明されている。本研究では,ポリアニリン塩とポルフィリンの光触媒活性は,両成分のハイブリッド,即ち,ポリアニリン-硫酸塩-5,10,15,20-テトラキス(4-ヒドロキシフェニル)- 21H,23Hポルフィン塩(PANI H_2SO_4TKHP)を調製することによって改善された。この塩を化学酸化重合経路により合成し,RhB染料の分解のための光触媒として用いた。この塩の形成を,FT-IR,XRD及びUV-vis分光法により確認した。過硫酸アンモニウムによるTKHPの存在下でアニリンの酸化はポリアニリン塩(PANI H_2SO_4TKHP)およびPANIとTKHP viaππ積層間の電荷移動錯体の形成をもたらした。PANI H_2SO_4TKHPは合理的に良好な収率(88 wt%),導電率(1.2Ω 1cm 1)と熱安定性(200 °C)をもつナノチューブ形態(SEMとTEMによって確認された)で観察された。PANI H_2SO_4TKHPの光触媒性能は,可視光照射下でのPANI H_2SO_4とTKHPの個々の成分と比較した。PANI H_2SO_4TKHPは効果的な光触媒活性(78%の染料分解)を示し,光触媒分解のためのもっともらしい機構を成分のHOMOとLUMO準位の観点から提案した。Copyright 2017 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】