抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,東京圏の鉄道駅における駅勢圏人口と鉄道駅の乗降人員の関係のうち,生産年齢人口の増減と乗降人員の増減が必ずしも単純な比例関係にない点に着目し,特に,乗降人員の増減率と生産年齢人口の増減率との差が±10pt以上増加および減少した駅に焦点を当て,どのような特徴があるのかを分析した。具体的な方法として,駅勢圏の生産年齢人口と鉄道駅の乗降人員の増減の関係から,4つのカテゴリ( 1)成長,2)利用活発,3)停滞,4)利用後退)に分類化した。本研究では,この4つのカテゴリ別にみられる主な特徴と,代表駅を抽出して,駅別にどのような現象が生じているかを定性的に分析し,周辺駅での再開発による相対的な自駅の魅力低下や,新駅整備やバス路線の再編に伴う乗降人員の変化といった事柄が影響していることを明らかにした。(著者抄録)