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J-GLOBAL ID：201702247024112687   整理番号：17A0907492

人工マクロ細孔は作物根を誘導し,締固め土に及ぼす植物生産性を高める【Powered by NICT】

Artificial macropores attract crop roots and enhance plant productivity on compacted soils

著者 (5件)： Colombi Tino (Institute of Agricultural Sciences (IAS), ETH Zurich, Switzerland) ,  Braun Serge (Institute of Agricultural Sciences (IAS), ETH Zurich, Switzerland) ,  Keller Thomas (Agroscope, Department of Natural Resources and Agriculture, Zurich, Switzerland) ,  Keller Thomas (Swedish University of Agricultural Sciences, Department of Soil and Environment, Uppsala, Sweden) ,  Walter Achim (Institute of Agricultural Sciences (IAS), ETH Zurich, Switzerland)
資料名： Science of the Total Environment  (Science of the Total Environment)
巻： 574  ページ： 1283-1293  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0501B  ISSN： 0048-9697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 締固め土の構造は減少した(マクロ)空隙率,増加した機械的インピーダンスと減少した流体輸送速度をもたらすによって特徴付け,減少した根の成長と作物生産性をもたらした。特に高い機械的インピーダンスを持つ土壌では,マクロポアは最小抵抗の経路として根が利用できる。本研究は,種々の土壌の物理的状態は全植物成長にどのように関連するか,根は良好な土壌の物理的条件を持つスポットに向かって成長するかどうかを調べた。実験は制御および現場条件下で行った。ダイズ(Glycine maxL.),コムギ(Triticum aestivumL.)とトウモロコシ(Zea maysL.)は人工マクロ細孔を持つ締固め土壌,締固め土と締固め土上に成長させた。根と人工マクロ細孔の間の相互作用を,X線計算機トモグラフィーを用いて定量した。根人工マクロ細孔への活発な成長は全三種で観察された。根はマクロ細孔(主にトウモロコシ)またはそれらの交差(主にコムギの)に成長した。締固め土壌中の人工マクロ細孔の存在は全三種を可能にした後期発生段階で減少した初期活力を補償した。これらの結果は,根がそれらの物理的環境を感知し,好ましい土壌条件とスポットに向かって成長するにことを可能にすることを示した。各種根マクロ細孔の相互作用はマクロポアは最小抵抗の経路と酸素の源,締め固めた土壌における作物の生産性向上に結果として役立つことを示した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： コムギ ,  *細孔 ,  *締固め ,  空隙率 ,  植物成長 ,  *農作物 ,  相互作用 ,  インピーダンス ,  酸素 ,  ダイズ ,  X線CT ,  流体輸送 ,  生産性向上
準シソーラス用語： 作物生産性 ,  *締固め土 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 根相互作用 ,  土の締固め ,  土壌関数 ,  土壌物理的肥沃度 ,  X線計算機トモグラフィー

分類 (1件)： 重金属とその化合物一般  (SB05021R)

タイトルに関連する用語 (8件)： 人工 ,  マクロ ,  細孔 ,  作物 ,  根 ,  誘導 ,  締固め土 ,  植物