文献

J-GLOBAL ID：201702247342142436   整理番号：17A1182804

ハイドロピーキングによる幼若ヨーロッパカワヒメマス(Thymallus thymallusL.)のドリフトと撚線に及ぼす河岸の不均一性と時間の影響【Powered by NICT】

Effects of river bank heterogeneity and time of day on drift and stranding of juvenile European grayling (Thymallus thymallus L.) caused by hydropeaking

著者 (5件)： Auer Stefan (Institute of Hydrobiology and Aquatic Ecosystem Management, BOKU - University of Natural Resources and Life Sciences, Gregor-Mendel-Strasse 33, Vienna 1180, Austria) ,  Zeiringer Bernhard (Institute of Hydrobiology and Aquatic Ecosystem Management, BOKU - University of Natural Resources and Life Sciences, Gregor-Mendel-Strasse 33, Vienna 1180, Austria) ,  Fuehrer Simon (Institute of Hydrobiology and Aquatic Ecosystem Management, BOKU - University of Natural Resources and Life Sciences, Gregor-Mendel-Strasse 33, Vienna 1180, Austria) ,  Tonolla Diego (Institute of Natural Resource Sciences, Zurich University of Applied Sciences, Grueental, 8820 Waedenswil, Switzerland) ,  Schmutz Stefan (Institute of Hydrobiology and Aquatic Ecosystem Management, BOKU - University of Natural Resources and Life Sciences, Gregor-Mendel-Strasse 33, Vienna 1180, Austria)
資料名： Science of the Total Environment  (Science of the Total Environment)
巻： 575  ページ： 1515-1521  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0501B  ISSN： 0048-9697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高落差貯蔵水力発電は,毎日のピーク電気エネルギーに対する増大する需要を満たすためにアルプス地方における理想的な再生可能エネルギー源であると考えられる。しかし,このモード動作のハイドロピーキングと呼ばれる は,河川生態系のための重篤な水文学的および水文地形学的結果を,例えば若いライフステージの漂流・漂着による魚類個体群に影響する。物理的モデルを用いたいくつかの魚座礁実験は過去に行われてきたが,1日または砂利バンク不均一性の時間の影響についてはほとんど知られて現在非常に少ない。ハイドロピーキングシミュレーションを可能にする自然実験水路における幼若ヨーロッパカワヒメマス(Thymallus thymallus)(平均長さ:53mm)と後期2013年夏に実験を行った。最初の実験(n=21)では,均一砂利バンクに対する1日の時間の影響に焦点を当てて単一ハイドロピーキング事象の相対的ドリフトと座礁速度を観察した。第二の試験シリーズ(n=15)は潜在的トラップとして設置された二脱水ポットホールに焦点を当てた。追加実験(n=6)は漂着リスクに及ぼす可能な軽減効果についての情報を得るために減少downramping速度で行った。昼間と水位低下の間に,脱水ポットホールと均一砂利バンクに5%以下で15%と座礁速度の低ドリフト速度を観察した。しかし,脱水ポットホールの存在下では,夜間のドリフト速度は約三倍と均一砂利バンクよりも約十倍高い速度を漂着。低下downramping率は約1/4にドリフトを減少させ,ほぼ夜間座礁リスクを除去した。これらの結果は,魚の高感度ライフステージのためのより適切な方法で高水頭貯蔵水力発電所からの水放出を調節する効果的に利用できる可能性がある。downramping速度を低減または昼間にピークをシフトさせる影響を受けた河川の形態学的特徴を考慮したハイドロピーキングの負の影響を低減することができる。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 水文学 ,  夏 ,  水力発電 ,  個体群 ,  *河岸 ,  河川 ,  *ドリフト ,  ドリフト速度 ,  座礁 ,  *不均一性 ,  脱水
準シソーラス用語： ポットホール ,  漂着 ,  ライフステージ ,  河川生態系 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 実験 ,  流変動 ,  応答 ,  窪み ,  緩和 ,  ランピング速度

分類 (3件)： 重金属とその化合物一般  (SB05021R) ,  河川汚濁  (SB02020F) ,  動物に対する影響  (EE05040R)

タイトルに関連する用語 (5件)： Thymallus ,  ドリフト ,  撚線 ,  河岸 ,  不均一性