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J-GLOBAL ID:201702247541770229   整理番号:17A0221690

原発性硬化性胆管炎のゲノムワイド関連研究を行い,新たなリスク座位を同定し,炎症性腸疾患との遺伝的類似性を数値化した

Genome-wide association study of primary sclerosing cholangitis identifies new risk loci and quantifies the genetic relationship with inflammatory bowel disease
著者 (83件):
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巻: 49  号:ページ: 269-273  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: W0430A  ISSN: 1061-4036  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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原発性硬化性胆管炎(PSC)は胆管狭窄を生じる稀な進行性の疾患であり,PSC患者のおよそ75%は合併症として炎症性腸疾患(IBD)を発症している。今回,PSCについての最大規模のゲノムワイド関連解析(患者4,796人および対照集団19,955人)を行い,ゲノムワイドな有意性を示す,4つの新たな座位を同定した。ある座位で最も強く関連を示すSNPは,UBASH3Aのスプライシングや発現に影響を及ぼすことが分かり,“防御効果“のある対立遺伝子(C)がUBASH3AのノンストップmRNA分解や低発現を引き起こすと予測される。高頻度バリアントについてさらに解析を進めたところ,PSCと潰瘍性大腸炎(UC)とのゲノムワイド相関(r<sub>G</sub>)のほうが(r<sub>G</sub>=0.29),PSCとクローン病とのそれ(r<sub>G</sub>=0.04)をはるかに上回ることが示された(P=2.55×10<sup>-15</sup>)。UCとCDは遺伝的に類似しており(r<sub>G</sub>=0.56),それは,それぞれのPSCとの類似性よりも高かった(P<1.0×10<sup>-15</sup>)。今回の研究成果は,PSCの遺伝基盤を解明する上で大きな進展をもたらすものである。Copyright Nature Japan KK 2017
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分類 (3件):
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遺伝的変異  ,  遺伝子発現  ,  消化器の基礎医学 

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