抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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「切れ・こすれ」事故は,労働災害(休業4日以上)の7.2%を占め,一見少ないように見えるが軽微なものを含めると相当な数になる。さらに,ハインリッヒの法則が示すように,このような軽微な災害が多発する職場では,いずれ重篤な災害が起こる危険が高い。「切れ・こすれ」災害は,手工具によるものと,動力機械によるものがあるが,後者は死亡を含む重篤な災害になる可能性が高い。ここでは,災害事例をいくつか示すが,対策の実施にあたっては,法令を順守するとともに,次の順序で対策を推進する必要がある。まず,危険な作業の廃止,変更をする。次に,危険を防止する工学的対策をとる。さらに,手順書の作成,教育訓練,危険の見える化,4Sの徹底などの管理的対策をとる。