抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究の目的は,弘前市内地区公民館において住民がどのような過程で公民館への参加を深めるのか,その過程でいかなる価値や行動を創発するのかを実証的に明らかにすることである。弘前市内地区公民館の「積極的利用者」30名に半構造化インタビューを実施し,M-GTAを用いて検討した。その結果,住民にとって,地区公民館は地域の会合や行事等で日常的に使用される施設ではあるが,講座・サークルや運営委員等として主体的に公民館に関わるようになってはじめて,公民館は単なる施設ではなく「公民館」として認識されるようになっていることがわかった。つまり公民館への参加を深めるうえで,「公民館観」の変容が重要であることが示唆された。また,「公民館観」が変わり公民館への参加を深めるにつれて,社会関係資本に相当する価値や行動が形成されることも確認された。(著者抄録)