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J-GLOBAL ID:201702247772755792   整理番号:17A1371064

岡山県布賀鉱山からのクルチャトフ石

Kurchatovite from the Fuka mine, Okayama Prefecture, Japan
著者 (7件):
資料名:
巻: 112  号:ページ: 159-165(J-STAGE)  発行年: 2017年 
JST資料番号: G0150B  ISSN: 1345-6296  CODEN: JMPSCA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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クルチャトフ石は岡山県布賀鉱山において最大1mmに及ぶ無色の粒状結晶として産する。本鉱物は島崎石・方解石・ジョンバウム石に伴われる。ビッカースマイクロ硬度は441kg mm-2(50g荷重)で,モーススケールで4.5に相当する。算出密度は3.23g cm-3である。クルチャトフ石のEPMA分析から求めた実験式はO=5としてCa0.987(Mg1.004Fe0.020Mn0.001)Σ1.025B1.992O5からCa0.992(Mg0.466Fe0.523)Σ0.989B2.013O5で,クルチャトフ石はこの組成範囲の連続固溶体を形成する。本鉱物は斜方晶系,Pbcaで,GandolfiカメラによるXRDデータに基づく単位格子パラメータはa=36.33(14),b=11.204(3),c=5.502(17)Å,V=2239(12)Åである。それは一層のMgO6-八面体と一層のCaO-多面体,及び2つのBO3-三角形からなるB2O5で構成される。布賀鉱山のクルチャトフ石は,恐らく250~400°Cの熱水溶液からMaとFeが島崎石に供給されたことによって形成された。(翻訳著者抄録)
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著者キーワード (4件):
分類 (1件):
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各種酸塩鉱物 
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