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J-GLOBAL ID:201702247869065756   整理番号:17A0093898

推定機構を用いた癌治療のためのピセアタンノールの化学療法能に関する総合的レビュー

A Comprehensive Review on the Chemotherapeutic Potential of Piceatannol for Cancer Treatment, with Mechanistic Insights
著者 (6件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 725-737  発行年: 2016年02月03日 
JST資料番号: C0251A  ISSN: 0021-8561  CODEN: JAFCAU  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ピセアタンノール(3,5,4′,3′-テトラヒドロキシシチルベン)の作用機序および抗癌剤としての可能性について概説した。ピセアタンノールはエタノールおよびDMSO溶解性だが水溶性ではない化合物であり,抗癌剤レスベラトロールのアナログおよび代謝物でもある。その生物活性はレスベラトロールよりも広範であり,以下の様々な疾患に対して予防効果あるいは治療効果を持つ;高コレステロール血症,不整脈,アテローム性動脈硬化,血管新生,および心血管疾患。ピセアタンノールは,ホスホイノシチド3-キナーゼ(PI3K),脾臓チロシンキナーゼ(Syk),シクロオキシゲナーゼ2(COX-2),ATPアーゼ,およびリボヌクレオチドレダクターゼを標的とする。このような広範な標的の活性に作用することで,ピセアタンノールは炎症促進性応答を抑制すると考えられている。ピセアタンノールは広範なタイプの癌に対して抗癌剤としての活性も持つ。癌においても,ピセアタンノールはPI3K/AKT経路を阻害することで,その下流側の腫瘍壊死因子α,メタロプロテイナーゼのADAM17,Fas受容体といった炎症関連因子に作用する。また,Sykシグナル伝達に作用することで,下流側の血管内皮増殖因子の産生にも影響し,それによって血管新生を阻害することも分かっている。ピセアタンノールの直接的な標的およびその作用機序はまだ未解明であることから,さらなる研究が必要である。
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分類 (3件):
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抗腫よう薬の基礎研究  ,  生体物質一般  ,  食品の化学・栄養価 

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