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J-GLOBAL ID：201702247873336115   整理番号：17A1448579

構造的に正確な銅-水素化物ナノクラスタによる電気化学的CO₂還元における格子-水素化物機構

Lattice-Hydride Mechanism in Electrocatalytic CO₂ Reduction by Structurally Precise Copper-Hydride Nanoclusters

著者 (7件)： TANG Qing (Univ. California, California, USA) ,  LEE Yongjin (Yonsei Univ., Seoul, KOR) ,  LI Dai-Ying (National Dong Hwa Univ., Hualien, TWN) ,  CHOI Woojun (Yonsei Univ., Seoul, KOR) ,  LIU C. W. (National Dong Hwa Univ., Hualien, TWN) ,  LEE Dongil (Yonsei Univ., Seoul, KOR) ,  JIANG De-en (Univ. California, California, USA)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 139  号： 28  ページ： 9728-9736  発行年： 2017年07月19日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 銅の電気触媒と高い過電圧を用いればCO₂を炭化水素に還元できるが還元機構は明らかではない。本報は,Cu₃₂H₂₀L₁₂(L=S₂P(OⁱPr)₂)のような銅-水素化物ナノクラスタが低い過電圧の電気触媒的CO₂還元で示す選択性を論じている。DFTの予測では,水素化物という負電荷の存在が生成物選択性の決定に大きな影響を及ぼしていた。HCOOHの生成は格子-水素化物機構を経由する。すなわち,最初に表面の水素化物がCO₂をHCOOHに還元する。次に水素化物の空格子点はすぐに電気化学的なプロトン還元により再生される。低い過電圧では水素発生がHCOOH発生には及ばない,というDFT計算の予測を確認するためCu₃₂H₂₀L₁₂クラスタ上でのCO₂還元の電気化学テストを行った。低い過電圧ではHCOOHが,そして高い過電圧ではH₂発生が主となった。

シソーラス用語： *銅化合物 ,  *水素化物 ,  *ナノクラスタ ,  *カソード還元 ,  還元 ,  *反応機構 ,  過電圧 ,  二酸化炭素 ,  密度汎関数法 ,  電極触媒 ,  水素発生反応 ,  空格子点 ,  選択性 ,  脂肪族カルボン酸
準シソーラス用語： *二酸化炭素還元

分類 (3件)： 電気化学反応  (CB07050F) ,  その他の触媒  (CB06123Z) ,  第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y)

物質索引 (1件)： ギ酸

タイトルに関連する用語 (7件)： 銅 ,  水素化物 ,  ナノクラスタ ,  電気化学 ,  CO2 ,  還元 ,  格子