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J-GLOBAL ID:201702247882083318   整理番号:17A0281385

その膨張-乾燥能力を改善するため湿潤バクテリアセルロースへ温度感受性ポリ(N-イソプロピルアクリルアミド)のグラフト化

Grafting of thermosensitive poly(N-isopropylacrylamide) from wet bacterial cellulose sheets to improve its swelling-drying ability
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資料名:
巻: 24  号:ページ: 285-293  発行年: 2017年01月 
JST資料番号: W1128A  ISSN: 0969-0239  CODEN: CELLE8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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湿潤バクテリアセルロース(WBC)は,広範な応用可能性を有する高度に膨潤した医用素材として認められているが,天然WBCは比較的速い乾燥を受けて,その再膨潤能力は,相当量の水を失った後には減少している。本検討では,湿潤バクテリアセルロース(WBC)の膨潤-乾燥能力を改善するため,原子移動ラジカル重合(ATRP)を使ってグラフト化された,熱応答性高分子のポリN-イソプロピルアクリルアミド(PNIPAM)によるWBCシートの表面改質を初めて報告した。一連の膨潤-乾燥実験から,改質したWBCシートは,不可逆的乾燥性の天然のWBCシートに比べて,WBCを急速乾燥から保護して有意に改善された保水性を示す,ことが分った。報告された結果は,室温では上手く水和されて,WBCの膨潤を可能にするだけでなく,その乾燥までも減速する,PNIPAM鎖の熱応答性挙動によって説明できた。その上,32°C(LCST値)以上ではPNIPAM鎖は,より低く水和されて,WBCから逃れようと試みる水分子用の障壁を形成した。報告したWBCの修飾は,生理的温度に近い適切な温度でその乾燥化を遅らせて,この生体適合性の天然材料の応用範囲を有意に拡大した。それはまたナノセルロースへ新たな機能をもたらし得るWBC表面への他のブラシをグラフト化する道を拓いた。
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分類 (5件):
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高分子固体の構造と形態学  ,  多糖類  ,  微生物代謝産物の生産  ,  共重合  ,  アクリル樹脂 

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