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J-GLOBAL ID：201702247898038810   整理番号：17A1696519

フラップゲート式可動防潮堤の開発・実用化

著者 (1件)： 谷尾大地 (日立造船)
資料名： フルードパワーシステム  (日本フルードパワーシステム学会誌)
巻： 48  号： 6  ページ： 320-322  発行年： 2017年11月15日 
JST資料番号： S0170B  ISSN： 1346-7719  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 浸水に伴う浮力を利用して開口部を自動閉鎖するフラップゲート式津波・高潮防潮堤を陸上適用したフラップゲート式陸閘を開発し,従来のゲートの技術的課題を克服した概要を示した。従来の機側操作方式では操作員や設備に課題があり,遠隔操作方式では突発的故障が回避できない上同リスク低減のために維持管理の費用がかさむことを示した。河川用浮体式起伏ゲートの完全起立時の衝撃力と急倒伏時の安全確保の課題を示した。フラップゲート式陸閘では起立補助ウェイト方式により衝撃力を緩和し倒伏時の安全性向上を実現した。倒伏した扉体の強度確保のため構造部材として強化可能な充填材を開発使用した。操作者の危険がなく電子機器類を使用しないため確実な作動が期待できると述べ導入事例を示した。

シソーラス用語： *水門 ,  可動堰 ,  *防潮堤 ,  *実用化 ,  開発 ,  *遠隔制御 ,  モーメント ,  動作
準シソーラス用語： *フラップゲート ,  遠隔操作 ,  転倒モーメント ,  起立

分類 (1件)： 海岸工学  (RC13000X)

引用文献 (4件)：

• 下迫健一郎ほか, “フラップ式構造物の波浪および津波に対する水理特性”, 港湾空港技術研究所資料, 独立行政法人 港湾空港技術研究所, No.1155 (2007)
• 木村雄一郎ほか, “陸上設置型フラップゲートの津波追従性能に関する検証実験”, H22年度土木学会全国大会第65回年次学術講演会, II-065
• 木村雄一郎ほか, “陸上設置型フラップゲートの波浪応答特性”, H23年度土木学会全国大会第66回年次学術講演会, II-223
• 乾真規ほか, “陸上設置型フラップゲートの段波津波に対する越流量特性”, H24年度土木学会全国大会第67回年次学術講演会, II-219

タイトルに関連する用語 (4件)： フラップゲート ,  防潮堤 ,  開発 ,  実用化