抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ASCENTの計画を用いて、2007年にチベット高原の東北縁辺に位置する18個の広帯域流動ステーションの約1年間の観測資料を用いて、2547個の受信関数を獲得した。H-K域の探索アルゴリズムを用いて、14個のステーションの下方の地殻の厚さを得た。データ品質が比較的に低い3つのステーションに対して、モホ面のPS変換波の時間によって地殻の厚さを推定した。計算結果によると、研究区域の地殻構造は複雑で、モホ深度の変化範囲は40~60KMである。海原断層の近くでは、MOHOがファジィ、しかも両側より明らかに深くなる。秦祁ブロックは西から東へと徐々に浅くなり、105°Eは東で、MOHOの平均深度は約45KM、西は50KM以上である。表面波の研究結果によると、105°E付近に一つの秦嶺と祁境界が存在する可能性がある。CRUST2.0を初期モデルとして、計算した地殻厚さ値を制約とし、線形反転法を用いて15台の点のS波速度構造を得た。研究地域の人工源地震探査結果との比較により、両者は良好な一致性があり、インバージョン結果は信頼できることが分かった。青蔵高原では、青蔵高原と西秦嶺のLing過渡帯と西秦嶺のLing北段はいずれも中・下部地殻の低速層が存在し、それらは付近の断裂と深部物質の移動と関係があると推測される。青蔵高原の内部から縁まで、中・下部地殻の速度は次第に上昇している。また、研究地域の地殻の速度(特に低速層)の分布特徴及び地殻物質成分に関するポアソン比の変化法則などの総合分析により、地殻流は青蔵北部の北部縁辺に存在しない可能性があり、地殻は押出方向の短縮により厚くなる可能性があると考えられる。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】