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J-GLOBAL ID：201702248078872568   整理番号：17A0947893

超分子液晶の新しい分子設計と機能化への展開

著者 (2件)： 吉尾正史 (物質・材料研究機構 機能性材料研究拠点) ,  加藤隆史 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： 液晶  (日本液晶学会誌)
巻： 21  号： 3  ページ： 179-187  発行年： 2017年07月25日 
JST資料番号： L3796A  ISSN： 1880-6449  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 材料科学・ナノテクノロジーにおいて,分子自己組織化構造の制御が重要な課題の一つとなっている。機能性材料を作製するアプローチの中でも,秩序性と流動性を兼ね備えた液晶分子の自己組織化の活用は,動的な機能性ソフトマテリアルの構築に有用である。本稿では,イオン・電子・光活性な部位を組み込んだ超分子液晶集合体の設計と機能について概説する。液晶分子の形・分子間相互作用・ナノ相分離形成を制御することにより,異方的あるいは高度な動的機能を発現する新しいイオン輸送材料,レドックス活性材料,メカノクロミック発光材料,分離膜材料,光-力学エネルギー変換材料などの開発が進められている。(著者抄録)

シソーラス用語： *分子設計 ,  *超分子 ,  *液晶 ,  *自己組織化 ,  分子間相互作用 ,  ミクロ相分離 ,  酸化還元反応 ,  *光学的性質 ,  *膜分離 ,  *エネルギー変換 ,  形態 ,  *イオン伝導 ,  リチウム ,  *電気伝導 ,  アゾ化合物 ,  *光異性化
準シソーラス用語： カラムナー相 ,  ナノ相分離 ,  *メカノクロミズム ,  レドックス反応 ,  超分子液晶 ,  電子伝導

分類 (6件)： 液晶一般  (BK03010L) ,  液体の輸送現象一般  (BL06011A) ,  電気物性一般  (BM03010R) ,  各種物理的手法  (CC01030W) ,  その他の光学的効果  (BM08040H) ,  エネルギー変換装置  (LC01020U)

引用文献 (64件)：

• J. W. Goodby, P. J. Collings, T. Kato, C. Tschierske, H. Gleeson and P. Raynes, Handbook of Liquid Crystals (Wiely-VCH,Weinheim Verlag GmbH & Co. KGaA, 2014) 2nd ed.
• 加藤隆史,液晶,4,4(2000).
• T. Kato and J. M. J. Fréchet, J. Am. Chem. Soc., 111, 8533 (1989).
• T. Kato and J. M. J. Fréchet, Macromolecules, 22, 3818 (1989).
• M.-J. Brienne, J. Gabard, J.-M. Lehn and I. Stibor, J. Chem. Soc., Chem. Commun., 1868 (1989).

タイトルに関連する用語 (4件)： 超分子 ,  液晶 ,  分子設計 ,  展開