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J-GLOBAL ID：201702248095026324   整理番号：17A1125753

福島原子力発電所事故後の汚染された二次林における地域規模汚染除去の影響【Powered by NICT】

Effects of local-scale decontamination in a secondary forest contaminated after the Fukushima nuclear power plant accident

著者 (3件)： Ayabe Yoshiko (Graduate School of Bioagricultural Sciences, Nagoya University, Nagoya 464-8601, Japan) ,  Hijii Naoki (Graduate School of Bioagricultural Sciences, Nagoya University, Nagoya 464-8601, Japan) ,  Takenaka Chisato (Graduate School of Bioagricultural Sciences, Nagoya University, Nagoya 464-8601, Japan)
資料名： Environmental Pollution  (Environmental Pollution)
巻： 228  ページ： 344-353  発行年： 2017年 
JST資料番号： D0984B  ISSN： 0269-7491  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 福島原子力発電所事故により汚染された二次林における地域規模汚染除去(落葉落枝層,表面土壌層,および下層の除去)は,土壌と落葉落枝の~137Cs汚染を減少させるかどうかを検討した。も節足動物における~137Cs汚染を調べるために,指標種として,植物及び造網性クモNephila clavata(Nephilidae:クモ綱)における~137Cs濃度を測定した。除染後1か月,全~137Cs汚染(土壌+落葉落枝)は,隣接する未処理(すなわち,汚染された)領域のそれ,それは統計学的に有意ではなかったと比較して20%(100 kBq m~ 2)減少した。除染後四か月,除染地域における~137Csは無処理区のそれらと同等のレベルまで増加し,除染域における大気放射線量は約2.1μSv H~( 1),無処理区よりも有意に高かった(1.9μSv H~( 1))。これは豪雨事象に起因している可能性がある。統計的に有意な減少は観察されなかったが,大概のクモは除染前のものより低く~137Cs汚染を有していた。これは生きている木葉における~137Csの濃度は,除染により減少しなかったため除染は,砕屑性食物連鎖によるリターN.clavataを経由する土壌から~137Cs移動を減少させた可能性があるが,放牧食物連鎖による~137Cs移動の量を減少させないかもしれないことを示唆した。秋には,約2kBq m~ 2~137Csのは落葉により地上に葉から供給した。結果は落葉落枝の除去と汚染された森林における表在性土壌層には有効でないことを示唆した。本研究では,二次林における局地的汚染除去は処理地域における~137Cs汚染の減少に影響しなかったことを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 豪雨 ,  下層 ,  土壌層位 ,  砕屑堆積物 ,  節足動物 ,  放射線量 ,  落葉落枝 ,  食物連鎖 ,  蛛形類 ,  *二次林 ,  表層土 ,  放牧 ,  *汚染除去 ,  *福島原子力発電所 ,  無脊椎動物 ,  飼育管理
準シソーラス用語： シーベルト , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： 放射性セシウム ,  除染 ,  Nephila clavata ,  森林

分類 (2件)： 重金属とその化合物一般  (SB05021R) ,  土壌汚染  (FB04100T)

タイトルに関連する用語 (6件)： 福島 ,  原子力発電所事故 ,  汚染 ,  二次林 ,  地域規模 ,  汚染除去