抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
目的:リウマチ性関節炎(RA)合併肺間質病変(ILD)の影響因子を検討する。方法:2013年6月から2016年2月にかけて、江西省人民病院のリウマチ免疫科で入院治療したRA患者349例を選択し、高解像度CT(HRCT)検査結果によりRA群とRA合併ILD群(RA-ILD群)に分けた。両群の患者の一般資料、関連実験室検査指標及び肺機能指標を記録し、比較した。結果:349例のRA患者の中に、ILD 69例(19.8%)を合併し、RA-ILD患者の主な呼吸器症状は活動後の咳と呼吸困難であった。主なHRCT異常は,硝子体様変化,網状結節状陰影,RA-ILD群の男性の割合,平均年齢,喫煙率,関節リウマチ活動度スコア(DAS28)はRA群より高く,統計的有意差が認められた(P<0.05)。RA-ILD群におけるリウマチ因子(RF),抗環状シトルリン抗体(抗-CP抗体)およびグルコース-6-リン酸イソメラーゼ(GPI)は,RA群におけるそれらより高かった(P>0.05)。統計的有意差が認められた(P<0.05)。両群の赤血球沈降速度(ESR)、C反応性蛋白(CRP)、フィブリノーゲン、D-ダイマー、免疫グロブリンG(IgG)、免疫グロブリンA(IgA)、免疫グロブリンM(IgM)を比較すると、統計学的有意差が認められなかった(P>0.05)。合計68例の患者は肺機能検査を行い、RA-ILD群の患者一酸化炭素分散量(DLCO)、肺活量(VC)、肺活量(FVC)、第1秒呼気終末容積(FEV1)はRA群より低かった。呼吸機能障害の発生率、分散機能低下の発生率はRA群より高く、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。両群の患者の第1秒呼気終末容積と肺活量比(FEV 1/FVC)、小気道機能障害発生率には有意差が認められなかった(P>0.05)。多変量ロジスティック回帰分析により,年齢,DAS28,GPIがRAのILDに影響を及ぼすことが示された(P<0.05),ピアソン相関分析の結果は以下のことを示した(P<0.05)。DLCOと年齢、DAS28、GPIとはいずれも線形相関関係がなかった(P>0.05)。結論:ILDはRA患者によく見られる合併症であり、高齢、高疾患活動度、高力価GPIはその危険因子である。早期にHRCT検査を行うことは疾病の早期診断と治療に役立ち、肺機能DLCO測定も早期にILDを診断するのに一定の参考価値がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】