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J-GLOBAL ID：201702248223759905   整理番号：17A0897771

自然再生事例〈48〉阿蘇草原の自然再生と草資源の堆肥利用

著者 (1件)： 高橋佳孝 (阿蘇草原再生協議会)
資料名： グリーン・エージ  (Green Age)
巻： 44  号： 7  ページ： 30-33  発行年： 2017年07月15日 
JST資料番号： L0484A  ISSN： 0287-9654  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 阿蘇の草原は森林に匹敵する水源涵養力があるが,草原を維持する野焼き作業の担い手不足と,農・畜産業の沈滞で,草原維持が危機にひんしている。今後,誰がどのようにして草原維持の野焼き,採草,放牧などの自然への働きかけの役割を担ってゆくのかについて考えた。阿蘇草原再生協議会は,管理の困難な草原の保全・再生活動に,地元の農家だけでなく,草原の恩恵を受けている人たち皆が参加する方向として,阿蘇草原再生全体構想を策定し,共通認識を持った連携による活動を進めている。もちろんその中には,草原管理の主役である農家の,産業としての農畜産業を支えるため,阿蘇のあか肉ブランド化なども進めている。野草の堆肥化,堆肥利用と,草原の保全・再生との関係や,更には,時代に合った野草の価値を発揮する,野草堆肥による健康野菜栽培などについても言及した。

シソーラス用語： 再生 ,  *堆肥 ,  *草原 ,  畜産業 ,  農業 ,  焼却 ,  *環境保全 ,  役割 ,  受益者負担
準シソーラス用語： *阿蘇草原 ,  自然再生 ,  水源涵養 ,  *担い手 ,  *野焼き

分類 (3件)： 農業一般  (FB01010A) ,  家畜の飼養一般  (FD02010N) ,  環境問題  (SA01020V)

引用文献 (3件)：

• 横川洋・高橋佳孝(2017):阿蘇地域における農耕景観と生態系サービス-文化的景観論で地域価値を再発見し世界文化遺産登録を支援する-:農林統計出版, 389p.
• 環境省九州地方環境事務所(2006)野草を使って草原を守りましょう! 野草堆肥利用マニュアル, 30p, http://www.aso-sougen.com/pamphlet/
• 日本農業新聞(2017)野草から拮抗菌大量に-病害抑制利用を促進-, 日本農業新聞, 平成29年2月5日(第1面)

タイトルに関連する用語 (6件)： 自然再生 ,  阿蘇 ,  草原 ,  草 ,  資源 ,  堆肥