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J-GLOBAL ID：201702248237580830   整理番号：17A0802308

有限温度でのSchwinger対生成

Schwinger pair production at finite temperature

著者 (2件)： MEDINA Leandro (Washington Univ., Missouri, USA) ,  OGILVIE Michael C. (Washington Univ., Missouri, USA)
資料名： Physical Review. D  (Physical Review. D)
巻： 95  号： 5  ページ： 056006.1-056006.10  発行年： 2017年03月 
JST資料番号： D0748A  ISSN： 2470-0010  CODEN： PRVDAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 静電場での荷電スカラーのSchwinger対生成に対する熱的な補正を第一原理世界線インスタントン法を使って計算した。本報ではQEDにおける荷電スカラーのケースに議論を限った。温度T=0のケースを世界線形式で扱い準安定状態の崩壊率Γ₀を計算した後,T>0の効果を取り入れ,Γ₀への熱補正Γ_Tを導いた。次ぎに,トータルの1ループ崩壊率Γ=Γ₀+Γ_Tについて,Γ/m⁴の挙動を,eE/m²をパラメータとして,T/mの関数として調べ,特異点の現れ方を,Morse理論的解析と高次効果に分けて議論した。一連の閾値での非物理的な挙動は硬熱ループ効果を現象論的に含めることによって物理的な挙動にすることができることを示した。本報の結果はこのような対生成過程において熱的な効果が重要である可能性を強く示すものである。

シソーラス用語： *電子対生成 ,  *量子電気力学 ,  機構 ,  静電場 ,  補正 ,  崩壊 ,  準安定状態 ,  特異点 ,  温度依存性 ,  世界線 ,  インスタントン
準シソーラス用語： *Schwinger機構 ,  有限温度 ,  1ループ補正

分類 (1件)： ゲージ場理論  (BF01022B)

タイトルに関連する用語 (2件)： 有限温度 ,  対生成