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J-GLOBAL ID：201702248246795047   整理番号：17A0483967

地域資源を活用した再生可能エネルギー等の利活用技術の開発-林地残材を原料とするバイオ燃料の製造技術の開発-第2章 改質システムの研究開発 3 触媒のキャラクタリゼーション

著者 (2件)： 海老谷幸喜 (北陸先端科学技術大学院大) ,  西村俊 (北陸先端科学技術大学院大)
資料名： 農林水産省農林水産技術会議事務局研究成果  (農林水産技術会議事務局研究成果)
号： 573  ページ： 25-29  発行年： 2017年03月31日 
JST資料番号： S0070A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高温での改質機能を発現できる固体酸化物触媒の開発に向けて,種々の固体酸化物を共存させた際の熱分解生成物(バイオオイル)の性質の関連について,パイロライザー反応器による比較・検討を行った。その結果,「未触媒添加と同様のスペクトルを示す固体酸化物(効果がない触媒)」,「生成物中のフルフラール類の存在量を増加させる触媒」,「フルフラールの二量化生成物の存在量を増加させる触媒」,「メトキシ種の存在割合に影響する触媒」,の4種類に分類できることが分かった。次いで,オージェ型急速熱分解システムを模した試験装置(回分式反応器)により,「生成物中のフルフラール類の存在量を増加させる触媒」(固体酸)及び「メトキシ種の存在割合に影響する触媒」(ゼオライト)について,更なる比較・検討を行った。その結果,ゼオライトを用いた際に生成バイオオイル中の脱酸素反応が促進され,特にMFIゼオライトが低炭素数の脱酸素反応に効果的であることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： 資源 ,  再生エネルギー ,  廃材 ,  生物燃料 ,  *改質 ,  *触媒 ,  キャラクタリゼーション ,  油 ,  回分反応器 ,  固体酸 ,  ゼオライト ,  脱酸素反応 ,  合成ゼオライト ,  シリカアルミナ触媒 ,  水素化分解 ,  寿命 ,  *生産技術 ,  アルデヒド ,  酸素複素環化合物
準シソーラス用語： 地域資源 ,  再生可能エネルギー ,  *林地残材 ,  バイオ燃料 ,  バイオオイル ,  回分式反応器 ,  MFIゼオライト ,  水素化脱酸素 ,  触媒寿命 ,  製造技術

分類 (3件)： 木材化学  (FF05040V) ,  不均一系触媒反応  (CB06100E) ,  生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

物質索引 (1件)： フルフラール

引用文献 (2件)：

• Tanabe K., Misono M., Ono Y. and Hattori H. (1989) New Solid Acids and Bases -Their Catalytic Properties-. In Delmon B. and Yates J.T. (ed.) Studies in surface science and catalysis 51.
• Ono Y. and Hattori H. (2010) Solid Base catalysis. In Castleman A.W., Jr. et al. (ed.) Springer Series in Chemical Physics 101. Springer Heidelberg Dordrecht London New York.

タイトルに関連する用語 (10件)： 地域資源 ,  活用 ,  再生可能エネルギー ,  開発 ,  林地残材 ,  原料 ,  燃料 ,  改質 ,  研究 ,  触媒のキャラクタリゼーション