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J-GLOBAL ID:201702248364997981   整理番号:17A1370443

野生二倍体ウラルツコムギにおける農業形質及び穀物形質に関する遺伝的多様性,個体群構造およびmarker-trait association

Genetic diversity, population structure and marker-trait associations for agronomic and grain traits in wild diploid wheat Triticum urartu
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巻: 17  号: July  ページ: 17:112 (WEB ONLY)  発行年: 2017年07月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景。野生二倍体コムギ,ウラルツコムギ (Triticum urartu)は,パン小麦の祖先であり,その遺伝的多様性およびゲノム機能を理解することにより,コムギ共通のゲノム情報を分析する上で多くの関連情報を提供する。結果。本研究では,異なる地域から集められた238種のT. urartu系統種の形態学的および遺伝的な多様性と集団構造を調査した。採集された系統種は,SSR遺伝子座あたり19.37の対立遺伝子を有し,その多型情報量(PIC)値は0.76であり,高分子量グルテニンサブユニット(HMW-GS)のPICおよびNeiの遺伝子多様性(GD)はそれぞれ0.86および0.88であった。UPGMAクラスタリング分析によれば,238種のコムギ系統種を2つのサブ集団に分類することができ,そのうちCluster I は地中海沿岸に生息する系統種で,Cluster IIは,メソポタミアおよびトランスコーカシアに生息する系統種であることが示された。処理し易い系統種の数に分類される多様な遺伝的多様性の特性を考慮すれば,これらの系統種はmarker-trait associationに基づいて有用な遺伝子を見出す上で最良の系統集団の1つとなる。単純配列反復(SSR)またはHMW-GSと6つの出穂期(HD),植物の高さ(PH),穂状花序長(SPL),穂状花序あたりの小穂数(spikelet number per spike)(SPLN),分蘖角(TA)および粒長(GL)を含む形態学的形質との間に有意な関連が観察された。結論。これらのデータから SSRおよびHMW-GSは,コムギの重要な形質を制御する有益な遺伝子を同定する上で,さらにそれら形質遺伝子の保全と将来の利用のために,有用なマーカであることが示され,栽培された六倍体コムギの遺伝的改良に有用である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝子の構造と化学  ,  作物育種一般 

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