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J-GLOBAL ID:201702248449987170   整理番号:17A0430069

Amygdalus Mira(Koehne)Yue et Luの根における乾燥ストレス応答の生理学的解析とプロテオーム解析

Physiological and proteomic analyses of the drought stress response in Amygdalus Mira (Koehne) Yue et Lu roots
著者 (4件):
資料名:
巻: 17  号: Feb  ページ: 17:53 (WEB ONLY)  発行年: 2017年02月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:植物は,しばしば多くのタイプの非生物的ストレスに曝されている。乾燥は,世界中の植物の成長,分布や作物収量を制限する主要な環境ストレスの1つである。Amygdalus mira (Koehne)Yue et Luは,重要な野生モモであり,栽培モモ植物の育種に理想的な野生モモの遺伝資源と考えられている。栽培モモ植物は,遺伝的変異を喪失したため,生物的や非生物的ストレスに感受性である。野生モモの遺伝資源は,モモ育種のために多くの有用な遺伝子を提供できる。水分を抑えることによる乾燥への応答は,Amygdalus mira (Koehne)Yue et Luの根で研究されてきた。本研究では,植物を十分な水分(対照区)と水分ストレス(処理区)の2グループに分けて,処理区では,回復期(16日目)まで無潅水とした。結果:根の水分含量や根長などのいくつかの生理的パラメータは,乾燥ストレスによって減少し,再潅水後に回復した。さらに,相対伝導度,プロリン,マロンアルデヒド(MDA)とH2O2のレベルや活性酸素消去酵素(POD,APXとCAT)の活性が増加したが,これらの要因は,プロリンのレベルを除いて,再潅水後に回復しなかった。合計で,95の差次的に発現された蛋白質が乾燥後に明らかとなった。同定された蛋白質は,細胞骨格ダイナミクス(合計95蛋白質の3.16%),炭水化物と窒素代謝(合計95蛋白質の6.33%),エネルギー代謝(合計95蛋白質の7.37%),転写と翻訳(合計95蛋白質の18.95%),輸送(合計95蛋白質の4.21%),誘導因子(合計95蛋白質の3.16%),ストレスと防御(合計95蛋白質の26.31%),シャペロン蛋白質(合計95蛋白質の9.47%),蛋白質分解(合計95蛋白質の3.16%),シグナル伝達(合計95蛋白質の7.37%),その他の物質代謝(合計95蛋白質の5.26%)と未知の機能(合計95蛋白質の5.26%)を含む広範な生物的プロセス,分子的機能や細胞成分に関連している。防御,ストレス,転写や翻訳に関連する蛋白質は,乾燥応答において重要な役割を果たす。さらに,蛋白質と転写レベルとの相関性も調べた。結論:乾燥処理植物における酵素的と非酵素的な抗酸化物質間の相互作用,プロリン,MDA,H2O2と相対伝導度のレベルと蛋白質の発現レベルのすべては,Amygdalus mira (Koehne)Yue et Luにおける耐干性に寄与している。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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果樹  ,  遺伝子発現 

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