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J-GLOBAL ID：201702248511228139   整理番号：17A0488651

バイオミメティクスと表面技術(II)ハイドロゲルを利用したフジツボ付着抑制技術の開発

著者 (1件)： 室崎喬之 (旭川医大 医 化学)
資料名： 表面技術  (Journal of the Surface Finishing Society of Japan)
巻： 68  号： 4  ページ： 181-186  発行年： 2017年04月01日 
JST資料番号： G0441B  ISSN： 0915-1869  CODEN： HYGIEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 海洋生物の付着による海洋機器・道具の機能低下・汚損は重大な課題の一つであり,機械的あるいは化学的な処理が行われる。しかしながら,化学的方法では用いられる薬品による二次災害が報告され,その使用が厳しく制限されている。本稿では,天然由来ハイドロゲルの海洋生物付着抑止剤について解説した。ハイドロゲルの定義,代表的付着生物であるフジツボの説明,ハイドロゲルの性質とフジツボの付着挙動の間の関係(ハイドロゲルの化学的性質および物理的性質が及ぼす影響),海洋環境下におけるハイドロゲルの防汚効果(高濃度ハイドロゲルを用いた海洋環境下での付着実験,ハイドロゲル上における海洋付着生物の付着,付着したフジツボのサイズと付着面性状),および,付着基質の柔らかさがフジツボの成長に与える影響について述べた。

シソーラス用語： *水生生物 ,  ヒドロゲル ,  *付着 ,  *抑制 ,  蔓脚類 ,  バイオテクノロジー
準シソーラス用語： バイオミメティクス ,  *付着生物

分類 (1件)： 魚類以外の水産動物  (FH02030V)

引用文献 (21件)：

• 1)M. E. Callow, J. A. Callow ; Biologist, 49,(1), 10(2002).
• 2)I. Omae ; Appl. Organomet. Chem., 17, 81(2003).
• 3)IMO [Internet]. Resolutions summaries A. 895(21)(1999).
• 4)N. Fusetani, H. Hirota, T. Okino, Y. Tomono, E. Yoshimura ; J Nat Toxins, 5, 249(1996).
• 5)R. F. Brady Jr, J. R. Griffith, K. S. Love, D. E. Field ; J Coat Technol, 59, 113(1987).

タイトルに関連する用語 (4件)： バイオミメティクス ,  ハイドロゲル ,  フジツボ ,  開発