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J-GLOBAL ID:201702248575151833   整理番号:17A1093056

亜セレン酸塩はイネ(Oryza sativaL.)における亜ひ酸塩の毒性を軽減するためのフェノール類と栄養素のレベルを調節する【Powered by NICT】

Selenite modulates the level of phenolics and nutrient element to alleviate the toxicity of arsenite in rice (Oryza sativa L.)
著者 (11件):
資料名:
巻: 138  ページ: 47-55  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0825B  ISSN: 0147-6513  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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水稲のヒ素(As)汚染は,特に東南アジアにおける世界中で重大な脅威である。セレン(Se)は,重金属を含む各種非生物的ストレスに対する植物の保護に重要な役割を果たしている。さらに,亜ヒ酸塩(AsIII)と亜セレン酸塩(SeIV)は同様の電子配置に起因し,植物におけるそれらの取込に対する共通したトランスポーターを共有する生物学的に拮抗することができた。本研究では,酸化ストレス,フェノール化合物および栄養元素の応答は,水耕栽培におけるAsIIIとSeIV曝露時のイネ実生におけるSe媒介As耐性を調べるために分析した。亜セレン酸塩(25μM)はAs(25μM)のみで処理した植物に比べて植物におけるAs蓄積を有意に減少させた。酸化ストレス関連パラメータのレベル,すなわち,反応性酸素種(ROS),脂質過酸化,電気伝導率,一酸化窒素及び酸化促進酵素(NADPHオキシダーゼ),はAs>As+Se>対照>Seの順であった。セレンはフェノール化合物のレベル増加特に没食子酸,プロトカテク酸,フェルラ酸及びルチンとチオール代謝関連酵素,セリンアセチルトランスフェラーゼ(SAT)とシステインシンターゼ(CS)による植物毒性Asを改善した。セレン補給は栄養元素の取込を促進した,すなわちFe,Mn,Co,Cu,Zn,Mo,と植物成長を改善した。結果は,As汚染された環境中のSe添加はフェノール化合物の変調と栄養元素の取込増加によるイネのAs取込と植物毒性関連を減らすための重要な戦略であるかもしれないと結論した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
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動物に対する影響  ,  重金属とその化合物一般  ,  植物に対する影響 

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